- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327452339
感想・レビュー・書評
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もろ精読路線の徹底読解解説。古典じゃなくて、現代のウェブとか雑誌の記事を取り上げてこのレベルの精読をやってほしい。絶対売れると思う。
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『英語リーディングの探究――最高レベルの英文で「論理脳」を鍛える』
著者:薬袋善郎(みない・よしろう) 英語講師
【感想文】
ややダサいタイトルと硬派な中身と丁寧でくどい解説。すはらしいコスパ。
ここに載っている英文は、高度な(というか、ややこしい)部分を採集したものなので、本書で学ぶ知識・手法が「頻出」「必須」というわけではない。つまり、タイトルの通り。
【版元】
刊行日 2010年8月23日
ISBN 978-4-327-45233-9
Cコード 1082
NDCコード 837
体裁 四六判 並製 284頁
定価 定価1,728円(本体1,600円+税)
ネットで火がつき、再びベストセラーになっている『英語リーディング教本』の著者による待望の新刊。歴史に残る英文学者の名文から『ニューズウィーク』誌の科学記事まで、トレーニングに最適な最高レベルの英文を厳選し、あなたの「論理脳」を徹底的に鍛えることで、高度な精読力を養います。Part1では短めの良文25を厳選し、通勤電車などでも気軽に挑戦できます。Part2では英語雑誌の記事で総仕上げを行います。
http://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45233-9.html
【目次】
Part 1 良文を読む
1 Sesame and Lilies by John Ruskin
2 A Letter written by Brigadier General Whitney
3 The Summing Up by William Sommerset Maugham
4 The Varieties of Religious Experience by William James
5 Autobiography by John Stuart Mill
6 the Entrance Examination of Hosei University
7 The Peace Negotiations between China and Japan in 1895
8 Cakes and Ale by William Sommerset Maugham
9 After Twenty Years by O. Henry
10 Essays of Elia by Charles Lamb
11 Experiments in Plant-Hybridisation by Gregor Johann Mendel
12 Erewhon by Samuel Butler
13 Wilkie Collins and Dickens by T.S.Eliot
14 The House of Cobwebs by George R. Gissing
15 Scrambles amongst the Alps by Edward Whymper
16 The Autobiography of A Super-Tramp by W.H.Davies
17 Private Papers of Henry Ryecroft by George R. Gissing
18 Sartor Resartus by Thomas Carlyle
19 The Doctors Mayo by Helen Clapesattle
20 The Sketch Book by Washington Irving
21 On Liberty by John Stuart Mill
22 The Lytton Report
23 A Letter written by Miss. Mary H. Cornwall Legh
24 My Early Life by Winston Churchill
25 A Flower of Asia by Cyril
Part 2 Newsweekを読む
1 The Cancer Killer
2 Day & Night -
説明がくどいし、どうだ!感が半端ない。
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TIMESなどの英字媒体を題材とした英文読解問題集
実際に英字新聞のTIMESや書籍などで掲載された内容をもとに,英文読解の題材としている。基本的に,一つの文章があってその特定の文の日本語訳がどうなるか?という問題とその解説で書籍全体が構成されている。英語読解の問題集と思っていい。スタイルとしては,同著者の「思考力をみがく英文精読講義」とよく似ている。
読解問題集はある程度文法に自信がついた人が腕試しや不足知識の確認に使うものだと思う。文法のことが知りたかったので自分には合っていなかった。最初の20-30ページほどを読んで読むのを辞めた。 -
モームやらミルやらの黴臭い…いや、格調高い英文がずらっと並んだ様はさながら21世紀の「英標」といった趣きです。
本書の白眉は、
「英文の内容を考えるということは、とりもなおさず「事柄」と「その事柄を通して筆者が何をイイタイのか」を正確に認識することです。そのためには、先に英文の構造が確定している必要があります。そうでないと、この2点に焦点を絞って考え抜けないのです」(p185)
のとおり、英文の構造と論理構成の両面から徹底的な考察がなされる第23講以降でしょう。
何となくのフィーリング読みのあとで読むと冗長にみえる解説が、時間無制限で、手当たり次第に辞書を引き文法書にあたり、無い知恵を絞って脳味噌が煮えるぐらいに考えて英文を読んだあとでは、ああそうかと嘆息したり、たまにはしてやったりで膝を打ったりと、急所を突いた懇切丁寧な解説であることが分かります(文面上ロジックがつながらない部分には「中間命題」を挿入して考える、というやり方は勉強になりました。)。 -
友達のブクログレビューで知る。
英語学習のモチベーションアップにつなげたい。 -
なぜ英語を、言語を学び続けたいと思うのか、再確認させる本。本当に、世界は私の知らないことばかりだ。
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ヒアリングや会話については結構本を読んだけど、リーディングを探求するって本はあんまり読んでないなあ。と感じ、本棚に登録してみた。