英文解釈教室 改訂版

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著者 : 伊藤和夫
  • 研究社出版 (1997年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327764128

英文解釈教室 改訂版の感想・レビュー・書評

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  • ただし読み終わったのは22年前。大学受験を控えていた頃、英語の成績がひどかったので、部活の顧問だった英語の先生に特訓して貰った時の参考書でした。当時の私にはレベルが高すぎて、毎日1ページ程度を、ほとんど写すようにしてノートを作っていきました。単語がわかっても構文が解らない、意味を的確に捉えられない。毎日泣きそうになりましたが、半年後にはそれなりに力が付いたのが自分でもわかるくらいの効果があり、おかげでめでたく合格できました。

    英文は慣れれば英語のまま意味を読み取っていけば良いのですが、それが身に付くまでは、文法を手がかりに読み解いてゆくしかありません。この本は、文章を理解するための方法論を、難易度の高い例文とともに、頭に叩き込んでくれます。そのアプローチの是非は措くとしても、苦労して読むだけの甲斐はある内容を含んでいます。

    最近偶然目にしたので、懐かしさのあまり買ってしまいました。当時の版はたしかハードカバーで、改訂前。既に内容はまったく忘れていましたが、今読んでもけっこう難しいな、と思うところもあります。一行一行を全力で読み解いてゆく作業でしか得られないものがあることを教えてくれた書物です。

  • 大学受験のための英語参考書だが、私の認識様式にとって、大きなインパクトのあった本。

    私は幼いころから英語をやっていたせいか、もともと英語は得意だったし、
    この本を片手に騒いでいる「学年トップ集団」よりも、英文読解の成績は良かった。
    それなのに、どうしてこの本を読む気になったのかというと、
    「受験英語で一番難しい」「この本をやるヒマがあったら、他の勉強をすべき」といった
    奇妙な評判にそそのかされて、「いっちょ覗いてやるか」と冷やかし半分で手に取ったのである。

    結論から言えば、この本で説明されていることの多くは、既に無意識のうちに実践できていた。
    だが、「無意識的にやっていることを、意識化する」という方法論に、大きな影響を受けた。
    「なぜか知らないが、この英文はこう読める」という段階から、「こういう理由で、この英文はこうとしか
    読めない」という段階に進むことができた。この方法で、私は、古文や化学も数学もできるようになったし、
    勉強が好きになった。

    なお、「私のPCI その分析と再構成」中外医学社, 2005 の序文で、循環器科医師の落合正彦氏も高校生時代に
    同じような感銘を受けたと語っている。序文は出版社のサイトで閲覧できるので、興味のある人は見てほしい。

    伊藤和夫氏について、もっと語りたいこともあるし、彼の他の著作もおいおい紹介したい。

  • 私がレビューするまでもなく、この本は素晴らしいのですが、出合って十数年たった今でも、その恩恵を受けていることを考えると、感謝の気持ちを込めて、書かずにはいられません。

    当時、受験生だった私は、語彙力、文法力、基礎読解力をつけた後、構文力強化策としてこの本の存在を知り、読み始めたのですが、その洗練されたパズルのような例文を文法という公式、方程式を使って明快に解いていく手法に圧倒されたものでした。一回目は通読、二回目以降は例文の音読を繰り返し、結局十回程繰り返した後、本はボロボロになっていました。同じ本を別購入し、今でも自分の宝として保管しています。この本をマスターした後、読めなかった英文は、日本語訳を読んでも理解できない京大入試問題ぐらいでした。その後仕事で英語が必要になった時も、この本から学んだ構文力は私の中で生き続けました。あらゆる資格試験の長文問題を見ても、高級と呼ばれる英字新聞を読んでも、構文で悩んだことは一度もありません。最近は、入試も資格試験も、比較的平易な長文を速読する傾向にありますが、それでもこのようなレベルの高い例文を精読した経験は、読解力において、他受験者と一線を画しているのだと思います。

    最後に、自ら音読を繰り返した経験から、この本にもそろそろ、例文の音声CDを付けて貰えたらと思います。この本と出会う後の読者(受験生)には、きっと役立つことでしょう。

  • この参考書まるごと一冊やり切ることは大変だが、値打ちはあった。一見簡単だが誤訳しがちなところ、今までなんとなく訳していたところをきちんと説明してもらえたと思う。

    欠点は著者の解説が長文名調子で少々うるさいこと。
    高校生には成績上位者以外には難解でおすすめできない。
    これだけでマスターできたとは思えない。準拠練習問題をやるといいかも。(あるの?)

  • ロジカルになります。英語だけじゃなくて。

  • 請求記号 837.5/I 91

  • 高校英語の古い参考書。今でも使えるが、ことさらこれを選ぶ理由もない。


      【目次】
    第01章 主題と動詞  001
    1.1 S ... V (1)
    1.2 S ... V (2)
    1.3 (S+S)+V
    1.4  To 不定詞、etc. ... V

    第02章 目的補語  017
    2.1 第5文型の意味
    2.2 目的補語の形態
    2.3 目的補語の識別

    第03章 that 節  036
    3.1 名詞節と接続詞
    3.2 that 節 ――名詞節
    3.3 名詞+that 節
    3.4 that 節 ――副詞節

    第04章 what 節  057
    4.1 what ――関係 [疑問] 代名詞
    4.2 what 節の特殊構文
    4.3 what ――疑問 [関係] 形容詞

    第05章 倒置形  078
    5.1 否定の副詞 +(V)+S+V
    5.2 M+V+S ,+etc....
    5.3 O+S+V
    5.4 特殊構文の倒置形

    第06章 同格構文  100
    6.1 H+A
    6.2 A=代名詞、etc.
    6.3 H=不定詞、what 節、etc.
    6.4 副詞的目的格

    第07章 It ... that ... 117
    7.1 It+V+that
    7.2 It(形式主語)... 名詞節
    7.3 強調構文

    第08章 意味上の主語  138
    8.1 S´+to 不定詞
    8.2 S´+分詞、etc.
    8.3 S´+動名詞
    8.4 名詞構文

    第09章 関係詞 162
    9.1 主格の関係詞
    9.2 目的格の関係詞(1)
    9.3 目的格の関係詞(2)
    9.4 関係詞の省略

    第10章 修飾語の位置(1)  187
    10.1 H ...(句)...M
    10.2 H ...(節)...M
    10.3 H[S]+V ...M

    第11章 修飾語の位置(2)  204
    11.1 M+H ...H
    11.2 H+M
    11.3 M+H(句・節・文)

    第12章 比較の一般問題  224
    12.1 ... than[as]+語・句・節
    12.2 ... than[as]+(S)+V
    12.3 ... A than B

    第13章 比較の特殊問題  245
    13.1  no ... 比較級[so]... than[as]
    13.2  no more ... than, etc.
    13.3  the+比較級

    第14章 共通関係  266
    14.1 文の主要素の共通関係
    14.2 修飾語の共通関係
    14.3 A and (M)B
    14.4 (A+B+C)(A´+C´)

    第15章 挿入の諸形式  293
    15.1 語句の挿入―― and とif
    15.2 節の挿入――what と as
    15.3 S+V の挿入


    あとがき  314

  • 越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文

  • 学生からすれば難解かも知れないが、洋書を読むならペーパーバックでもこれ位の英語力は必要。ただ、書いてある文章が全く解らない状態で読んでもあまり有り難みは感じられないと思う。自分の場合、Toeicだと700位の時にはスラスラ読めたが、400位の時に読んで一度挫折した。

  • 自分にとっての英文解釈のバイブル。
    大学はいる以前もこなしましたし、そして大学入ってからも一度通して学習しました。おかげで買いなおす羽目に(笑)

    これから大学に入ろうという方は必要はないのかな、とは思いますが自分の英文解釈の根幹を作る、という点ではこれは最良の書のように思います。
    誤訳があるようですが、Webで丁寧な解説と訂正を書いてくれている親切なところもあったので、参照するとよいのではないのかなと。

    なんにせよ、自分にとっては必読必携の一冊!

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