【改訂版】英語の正しい発音の仕方(基礎編): ;

著者 : 岩村圭南

• 研究社 (2019年9月17日発売)

作品紹介・あらすじ

★英語の基本的な発音の仕方が体得できる。
★発音記号と発音の関係をしっかり身につけることができる。
★主要な学習英和辞典の発音記号の表記に準拠。

英語の23母音（二重母音等も含む）＋25子音（半母音・子音連鎖も含む）の出し方を、唇と舌の図解を添えてわかりやすく説明した。発音記号と発音の関係も身につく。改訂版では、主要な学習英和辞典に準拠した発音記号の表記に調整した（hooked schwa［ɚ］も併用）。初版（1994年刊）は39刷のロングセラー。別売のCDあり。

※別売CD（本体300円＋税）は、初版用のCDと内容は同じ。

感想・レビュー・書評

[ngskshienさんの感想 · 2022年2月1日]

　辞書や単語帳には、例えばappleの項に[æpl]と表記されているように発音記号という記号で発音が正確に記してあります。本書は、その発音記号と実際の発音の対応関係を明解かつ簡潔に紹介した薄くて取り組みやすい本です。あくまで発音記号をその通り丁寧に発音するための本であり、綴りと発音の関係を示すものではありません。
　本書の良さは、たった25ページの中に一通りすべてのことを解説していて不足がないことです。本だけで300円、別売りCD入れて600円だぜこれ。私は若いころ本書の旧版で英語の発音を勉強しましたが、練習量や慣れは別として知識として本書以上のものが必要になることはあまりありませんでした（リエゾンとか無音化がないのが気になるかも）。別売りCDと合わせて練習すれば、単語単位ではある程度正確な発音ができるようになると思います。
　一方、本書は手短に原理原則をまとめているため具体例や練習が少なくなっています。本書を見て発音を確認しながら単語帳や辞書などの発音記号を見て発音してみることで身に着けることになると思います。

著者プロフィール

東京下町生まれ。上智大学卒業後、ミシガン大学大学院留学。修士課程修了（ＭＡ）。上智短期大学助教授を経て、コンテンツ・クリエイターとして独立。ＮＨＫラジオ第２放送で１０年間にわたり「英会話レッツスピーク」、「徹底トレーニング英会話」、「英語５分間トレーニング」各番組の講師を担当。『岩村圭南の言えそうで言えない英語表現５００』（ NHK出版刊）、『岩村圭南の１分間英語・日常会話イディオム編』（アルク刊）、『日常英会話５０００』（共著、ジャパンタイムズ刊）、『英語の筋肉の鍛え方』（ 電子書籍、マイナビ出版刊）など、著書多数。

「2020年 『面白イラスト英会話トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」