観光列車が旅を変えた - 地域を拓く鉄道チャレンジの軌跡 (交通新聞社新書105)

著者 :
  • 交通新聞社
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330743165

作品紹介・あらすじ

観光列車の運行には、事業者の地道な努力やさまざまなアイデアが活かされている。本書では、観光列車の歴史を概観した後に、SLやトロッコ、グルメなどタイプ別の観光列車の代表的な事例とあわせて、沿線地域の活性化を目指した事業者と地元との連携にもスポットを当てる。また最終章では、観光列車の進化形である「クルーズトレイン」の現状と今後についても言及する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • クルーズ列車については、ぜひ改訂版を出してほしい。

  • “観光列車”と呼ばれるモノに関して、本書では現在各地で活躍中のモノを多く取り上げ、SL、車窓の素晴らしさ、グルメ、JR九州の<D&S>、“クルーズトレイン”と類型を設定しながら紹介している。新しい本だけに、極近年に登場してなかなかに好評というモノが多い。そして随所にカラー写真も入っていて、なかなかに愉しく読める…
    結局…「生活のための交通」という大切な性質も帯びている鉄道を護るためには、観光需要を喚起しなければならない。観光需要の喚起に向けては、沿線と鉄道会社との連携が非常に大切である。そういうことが“型”になっているのが、本書で取上げられている“観光列車”かもしれない…
    最近の地元(北海道)の色々な状況を思うと、多少複雑な気分にもなる話題が満載だが…それはそれとして…本書は「脚光を浴びる各地の愉しい列車の紹介」として、なかなかに好い。私自身、乗車した経過が在る列車に関する言及も見受けられ、色々と愉しかったことを思い出した…“観光列車”が脚光を浴びている中、極近年に登場したモノもふんだんに取り上げられているので「何時か…」の参考にしたい…

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1967年生まれ。立命館大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。運輸評論家として執筆や講演活動、テレビ出演などを行う傍ら、NPOなどで交通問題を中心とした活動を行なう。日本交通学会、公益事業学会、日本海運経済学会、交通権学会会員。主な著書に『高速バス』(グランプリ出版)、『鉄道・路線廃止と代替バス』(東京堂出版)、『地域で守ろう!鉄道・バス』(学芸出版社)、『新幹線VS 航空機』(東京堂出版)、『チャレンジする地方鉄道』(交通新聞社)、『元気なローカル線のつくりかた』(学芸出版社)、『寝台列車再生論』(戎光祥出版)、『ビジネスのヒントは駅弁に詰まっている』(双葉社)、『観光列車が旅を変えた~地域を拓く鉄道チャレンジの軌跡~』(交通新聞社)、『「しまかぜ」「青の交響曲」誕生の物語』『「Laview」「52 席の至福」と西武鉄道の行楽客輸送』(以上、アルファベータブックス)などがある。

「2023年 『食堂車は復活できるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堀内重人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×