観光列車が旅を変えた - 地域を拓く鉄道チャレンジの軌跡 (交通新聞社新書105)
- 交通新聞社 (2016年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784330743165
作品紹介・あらすじ
観光列車の運行には、事業者の地道な努力やさまざまなアイデアが活かされている。本書では、観光列車の歴史を概観した後に、SLやトロッコ、グルメなどタイプ別の観光列車の代表的な事例とあわせて、沿線地域の活性化を目指した事業者と地元との連携にもスポットを当てる。また最終章では、観光列車の進化形である「クルーズトレイン」の現状と今後についても言及する。
感想・レビュー・書評
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クルーズ列車については、ぜひ改訂版を出してほしい。
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“観光列車”と呼ばれるモノに関して、本書では現在各地で活躍中のモノを多く取り上げ、SL、車窓の素晴らしさ、グルメ、JR九州の<D&S>、“クルーズトレイン”と類型を設定しながら紹介している。新しい本だけに、極近年に登場してなかなかに好評というモノが多い。そして随所にカラー写真も入っていて、なかなかに愉しく読める…
結局…「生活のための交通」という大切な性質も帯びている鉄道を護るためには、観光需要を喚起しなければならない。観光需要の喚起に向けては、沿線と鉄道会社との連携が非常に大切である。そういうことが“型”になっているのが、本書で取上げられている“観光列車”かもしれない…
最近の地元(北海道)の色々な状況を思うと、多少複雑な気分にもなる話題が満載だが…それはそれとして…本書は「脚光を浴びる各地の愉しい列車の紹介」として、なかなかに好い。私自身、乗車した経過が在る列車に関する言及も見受けられ、色々と愉しかったことを思い出した…“観光列車”が脚光を浴びている中、極近年に登場したモノもふんだんに取り上げられているので「何時か…」の参考にしたい…