新幹線はなぜあの形なのか - 流線形からカモノハシ形まで (交通新聞社新書110)

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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330793177

作品紹介・あらすじ

戦前のスピード感あふれる流線形車両は、イメージ先行のデザインによるものが主流でした。しかし高度成長期に入ると、デザインやイメージ優先ではなく、航空技術の応用や空力を考慮して造形された高速鉄道車両、新幹線が登場します。以来新幹線は、トンネルやカーブが多い日本ならではの環境下における超高速達成のため、エネルギー効率や乗り心地、騒音削減…といった、さまざまな要素に対応し、車両の形を進化させています。リニアにも言及し、いまに至る高速車両の造形技術について紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 暑い日が続いている。




    こういうときはどこか涼しいところに行きたいと思う。




    夏休み、あるいはお盆休みで新幹線を利用して移動する機会も増える今日このごろ。




    新幹線の成り立ちについて知っておくのもいいかと思い読んでみた。




    流線形は新幹線のイメージそのものと言ってもいい。




    そんな流線形を19世紀のアメリカ人が考えていた。




    職業は、教会の牧師、新聞記者、推理小説作家、冶金学者、陸軍大佐など、鉄道と関わりのない人たちなのが面白い。




    いかに空気抵抗を抑えて走るか。




    紆余曲折を経て新幹線が開業して今に至る。




    リニア新幹線に関しては、静岡県にいる「こじらせおじさん」のお陰で2027年開業が怪しくなっているが、超伝導リニアの技術について日本が独走している。




    形一つで早さに関わるのか。普段、気にもしなかったので興味深いなあ。

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著者プロフィール

1939年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。三菱商事を経て,2006年までセ・デ・ベ・ジャポン代表取締役。2005年以降は近代史・鉄道史をテーマに著述業を本格化。鉄道史学会会員。著書に『流線形列車の時代』,『文豪たちの大陸横断鉄道』,『鉄道技術の日本史』,『新幹線はなぜあの形なのか』,『鉄道快適化物語』,『鉄道高速化物語』などがある。

「2022年 『世界鉄道文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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