伊藤一刀斎 上巻(廣済堂創立60周年記念出版)

著者 :
  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331059456

作品紹介・あらすじ

永禄13(1570)年、伊豆大島から島抜けした弥五郎が、剣術修行の道を歩み、伊藤一刀斎と名乗るまでの姿を描く。一刀流開祖誕生の秘密を描く気迫に満ちた傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の成長と共に物語が進んで行く単純な剣豪小説ではなく、地に足がついた世界観があって良い。それでいて小難しくもなく、さくさく読めニヤリともさせてくれる。面白い。

  • 〈図書館本〉一刀流剣術の祖伊藤一刀斎の若かりし弥五郎からの成長が描かれている。ページ数は厚いが読みやすいのでサクサクと読めた。著者は剣道の達人のようなので立会いのシーンもおもしろい。大島を飛び出し、三嶋大社・小田原で剣を磨き、武者修行の旅へ。謎の多い人物なので多くはフィクションなのだろうが生い立ちは興味深い。そして鐘捲自斎や富田勢源などの剣豪や幼少の小次郎も登場するので剣豪ファンにはたまらない。絶妙剣、金翅鳥王剣、独妙剣などの極意が載るだけでニヤリとしてしまう。

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著者プロフィール

1949年東京都生まれ。東京大学在学中に全日本剣道連盟派遣学生指導員としてフランスに渡り、以後、フランスで剣道指導に携わる。剣道八段、パリ在住。2007年に『侍の翼』でデビュー。他の著書に『青江の太刀』『行くのか武蔵』『武蔵円明の光』『伊藤一刀斎』など。

「2018年 『いのち買うてくれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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