黒い虹―阪神大震災遺児たちの一年

制作 : あしなが育英会 
  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 24
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331505175

作品紹介・あらすじ

一瞬にして肉親を失った遺児たちの悲痛な心の叫びを綴った作文集と犠牲家族204世帯が瓦礫の中の体験を語った貴重な証言集。

感想・レビュー・書評

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  • 子どもの声は少ない。大人から聞き取りが主。また、トランスクリプションが完全ではないため、息づかいのようなものは感じられない。しかし、被災者の声がいかに多様かはよく分かる。貴重な資料であることは間違いない。

    ・復興という言葉が嫌い。壊れたものは壊れたものとしてそのまま残る。よみがえる事なんてない。やり直すのではなく、また新しいものを作っていこうとしなければ。
    ・被災者はがんばっているに決まっているじゃないか。
    ・少しずつ気持ちの整理がついて、やっと人前でも泣けるようになりました。
    ・震災の不幸はそれが突然であること。加害者として責める対象がないこと。
    ・辛い立場にあるからこそできる活動
    ・震災遺児は全遺児の中で一番貧しい。

  • 中学生か高校生の頃に読んだ。
    自分の身に同じことが起きたら。。。と考えて、涙が止まらなかった記憶があります。

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著者プロフィール

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が十分に働けない家庭の子どもたちを、奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体。自らも事故で家族を亡くした玉井義臣と岡嶋信治が始めた「あしなが運動」を原点に、全国の寄付者「あしながさん」に支えられ、国内外で遺児支援活動を続けている。

「2021年 『お空から、ちゃんと見ててね。 作文集・東日本大震災遺児たちの10年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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