徳川一族大全 (廣済堂ベストムック308号)

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  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331803134

感想・レビュー・書評

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  • 徳川家康は、誰もが知っている歴史上の人物ですが、少しつっこんで、徳川将軍家はともかく、尾張徳川家の一代目が義直で、誰の息子であるのかを知っている人は、そういないはずです。
     わたくしは、長編小説の山岡荘八の徳川家康を読んでいますが、物語中に、急に説明も無しに、いろいろな人物がでます。
     その時に、どんな人物か調べるのに、所有している本で調べることもありますが、インターネットも使用します。
     ウィキペデイアだと、どうしても、ずばりこうであるという答えがでませんが、この本だと明解に人物の詳細がわかります。今までに徳川家康関係の本を大量に買いましたが、一冊の本で、これだけ、徳川一族の両親、藩主在位期間、生没年、幼名等を克明に書かれた本は初めてです。
     名前に振り仮名を打ってくれているから、これも一般の読者にとって親切です。

    徳川家康の実父は、松平弘忠で、実母は、お大(水野忠政の娘)

    就任は、慶長8年(1603)~慶長10年(1605)

    生没 天文11年(1543)~元和2年(1616)

    改名 竹千代⇒元信⇒元康⇒家康

    正室 築山殿(関口新永の娘)

    継室 朝日姫(木下弥右衛門の娘)

    実子 16人

    等が、判別できます。

  •  書店員時代、この本が入荷した時膝から崩れ落ちるほどの衝撃を味わった。徳川一族を網羅した本!前代未聞だった。客層がちょうど佐幕派でドンピシャ、しかも類書はないときている。今はどうだか知らないが、退職するまでずっと平積みしていた。
     徳川家康に始まる男系直系の子孫は315人もいる。徳川宗家、御三家、御三卿、16ある松平家。家ごとに章立てし、系図を掲載して当主を務めた人物のプロフィールが一人一人書かれている。両親の名、幼名、生没年、妻子、養子に行った先もわかり、大名に嫁いだ姫に関しては嫁ぎ先も書き添えていて、この情報量はまさに永久保存版である。
     時代劇や歴史小説などで徳川の係累が出てきた時、どこの家の誰なのか、どういう人物だったのか事典のように引けるので”いま読んでる”状態のまま本棚にあり、大変重宝している。

  • 旅行時に、徳川の家系でどれくらいの親類かバックグランドとして知りたかったため読んだ。

    徳川将軍家
    秀忠

    津山松平家
    家康の次男結城秀康が祖(越前松平家)
    他に7家あり。

    御三家
    尾張徳川家
    家康の子、義直
    支藩高須藩

    紀州徳川家
    家康の子、頼宣
    支藩西条藩

    水戸徳川家
    家康の子、頼房
    三支藩と分家一つ


    会津松平家
    秀忠の隠し子、保科正之

    越智松平家
    4代将軍家綱の弟綱重の子、松平清武が祖。
    清武は6代将軍家宣の弟。
    将軍になれなかった男である。

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