たまごからうまれた女の子 (行事むかしむかし)

著者 :
  • 佼成出版社
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本棚登録 : 76
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333015153

作品紹介・あらすじ

子どものいない金持ち夫婦は、毎日お宮へ行っては子どもをさずけてほしいと、神様にお祈りしていました。ある日家の前に、五十個の卵が入った箱がおかれていました。

感想・レビュー・書評

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  • 成長記録も兼ねて、娘が特に興味を持った絵本についても書くことにしました。
    (娘2歳)
    雛人形を片付けてからやって来た「オシシシャマ」ブーム。
    図書館の行事コーナーで娘が今作を見つけた(当日過ぎても置いてくれていて良かった…)。
    民話系はこれまで読んだことがなく、絵も言葉も独特なので、どうだろうと思ったら気に入って繰り返し読んで欲しいと持って来るように。
    「ムカシムカシアルトコロニ」とも言うようになり、聞き慣れない言葉は(多分絵も)面白かったよう。
    卵のお母さんってお母さん…なの…??とか色々突っ込みたかったが、ユニークで、もっと詳細な記録があるなら読んでみたい。
    長崎のひな祭り源流話とのこと。

  • なんか、お金持ちじゃないとタイヘンじゃね?
    こういっぱいだとキモチわりー。S11

    子供のいない夫婦が村はずれのお宮でお祈りしたところ、家の前にたくさんの卵が入った箱が置いてありました。

    親を大事にする女の子たちにあやかって、お雛様を飾るようになったそう。

  • ひな祭りにまつわる話。絵も地味な感じだが、ちょっと以外で面白い。子どもたちもそれなりに楽しんだと思う。

  • 裕福だけれど子供のいない夫婦が神様に祈っていると、家の前で50個の卵を見つける
    夫が気味悪がり川に捨てることにする
    川下で若い貧しい夫婦が拾い、育てると50人の小さな女の子が生まれる
    すくすくと育って普通の人と変わらない大きさになる
    夫は亡くなってしまい、母一人で50人を育てるのは大変なので川上から流れてきたことを話し、川上で本当のお母さんを探すように伝える
    川上の裕福な家でも夫は既に亡くなっていたため一人だったので、年老いた川上のお母さんは喜ぶ
    川上と川下を行ったり来たりして二人のお母さんが亡くなるまで親孝行をする
    50人の女の子にあやかって、ひな祭りには沢山の人形を飾る

    江戸時代長崎、出島、オランダ商館、館長メイラン「日本」(1830年刊)の中

  • 50人も姉妹がいれば心細くはないな

  • 29年度 4-3
    28年度(4-1)
    7分

  • 谷真介さんの絵なので、最近の子ども達はすんなりと手にはとってくれないお話かもしれません。…が、なかは意外に「ほんわか」としていて、良いお話です。
    ちょっとばかり「ももたろう」に似ているので、一緒に紹介しても良いかもしれません。

  • 谷真介さんの絵なので、最近の子ども達はすんなりと手にはとってくれないお話かもしれません。…が、なかは意外に「ほんわか」としていて、良いお話です。
    ちょっとばかり「ももたろう」に似ているので、一緒に紹介しても良いかもしれません。

  • 『たまごからうまれた女の子 ~行事むかしむかし・三月 (ひな祭りのはなし)』
    文: 谷 真介 /絵: 赤坂 三好 //

    図書館本。
    ん~昔話らしい、突っ込みどころ満載 (^^;)。
    ひな祭りの由来、こんなのも あるんだ~。 この由来話は、長崎地方に伝わっていたものだそうです。//

    巻末より→→
    〔 「ひな祭り」について 〕 /
    _「ひな祭り」(桃の節句)は、ひな(人形-ひとがた-)をかざって、女の子のつつがない成長と幸せを祈る行事です。 /
    _ 「上巳」(三月最初の巳の日)に、川辺に出て流れでみそぎをしたり、青草を踏んで災厄やけがれを祓う中国の古い風習が、わが国に伝えられたのが、この行事のはじまりです。 /
    _ 身代わりの人形(-ひとがた-)は、わが国では古くから霊力があるものと考えられてきました。生まれてきた児の厄難をまぬがれるために、布地などで人形(-ひとがた-)を作ってそい寝をさせ、厄難を移して川などへ流していました。この人形(-ひとがた-)に美しい衣装を着せて遊ぶようになった「ひな遊び」の行事とが 結びついて、わが国独特の「ひな祭り」 の行事が生まれたのです。ひな段を作ってかざるようになったのは、江戸の元禄、五代将軍綱吉の時代(1680~1709)といわれ、それがだんだんと華やかなものになってきたのです。 /
    _ しかし、島取県の「流しびな」など、本来のみそぎの風習のみを伝えているもの、沖縄県の「浜下り(-はまおり-)」のように春の家族だんらんの楽しい行事に変化してきているものもあります。 /
    _ ここに取りあげた由来話は、長崎地方に伝わっていたものです。現在では原話は失われていますが、江戸時代長崎の出島にあったオランダ商館の館長メイランが残した『日本』(1830年刊)という、当時の長崎の風俗や習慣を記した書物のなかにある由来語です。なお菱餅にいれるよもぎ、くちなし、ひしの実は身体を丈夫にする薬の成分があります。/

  • ひなまつり誕生秘話
    予想外の展開。これだから昔話ってたまらん。

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