仏教講義: 根本仏教と大乗仏教の会通を語る

著者 :
  • 佼成出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333021208

作品紹介・あらすじ

釈尊の真精神は、教団発展の過程で分派した根本仏教と大乗仏教のいずれにあるのか。著者は、二つの仏教が相容れない思想であるとの理解を超え、両者の性格を検証、相互補完的関係にあることを提示します。

感想・レビュー・書評

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  •  根本仏教(小乗仏教)と大乗仏教という相反する存在を比較し第三の仏教を筆者が考察してまとめた本。

     根本仏教の説明、大乗仏教の説明を詳しくまとめ最後にまとめを書き記してる。

     結論はどちらにも良いところがあり、どちらか一方だけが正しいということはない

     ブッダは大衆、根本どちらの要素を含んだ考えもあった

     知識 ①ブッダは自己形成として小乗仏教として元々広めた
        ②不満が出て、大衆仏教が誕生した
        ③個人の救いか、大衆の救いかの違い
        ④大きな違いは5つ(筆者談)
        ⑤ブッダは大衆を救う為に教えを広めていたと思ったら違かった、また裕福な層が最初のメンバーとして多かったことに驚いた。

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著者プロフィール

1902年、北九州市小倉生まれ。25年、東京大学文学部宗教学科卒業。東京大学文学部講師、東京外国語大学教授、大正大学教授、都留文科大学学長などを歴任。87年、死去。著書は『仏陀時代』『仏陀』『阿含経典による仏教の根本聖典』『仏教百話』『増谷文雄著作集』(全12巻)ほか多数。

「2006年 『増谷文雄名著選 II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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