みなとまちから

著者 :
  • 佼成出版社
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本棚登録 : 69
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333028030

作品紹介・あらすじ

2人の絵本作家、植田真とnakabanが互いの物語に絵を描いた、いままで出合ったことのない画期的絵本。今作『みなとまちから』(nakaban・作/植田真・絵)の世界につながっている、もう1冊の絵本は『とおいまちのこと』(植田真・作/nakaban・絵)。また、本作中の「山の切手が貼ってある封筒」と次頁の「夢の中の絵」はnakabanが描いています。2つの世界が交差するとき、物語が静かに広がっていきます――。ぜひ、2つの世界を自由に行き来しながら楽しんでみてください。

感想・レビュー・書評

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  • 曇った「みなとまち」に到着したのは、旅をするきつねさん。曇り空や湿った風や静かなグレーの風景を楽しんでいるのが素敵です。旅慣れているのですね。「晴れてたらいいのに」とか言わない。
    松尾芭蕉もこんな旅に生きていたのかもしれませんね。

  • 静かで穏やかな、映画や文学のような味のする絵本。
    淡い水彩のタッチがやわらかくて、何度も読み返したくなる。
    もし旅先に一冊持っていくとしたら、この絵本かな。

  • 数年前にURESICAさん(@uresica )で2人展をされていて……残念ながら行けなかったのですが、その時の2冊の絵本!
    .
    2人の作家さんが文と絵を入れ替え手がけた画期的なもの!
    それぞれに1部分だけ本人の絵があり、妙に引っかかる内容が、もう1冊を読むことでなるほど〜と納得!2つの絵本の世界が交差する時、物語が広がり、立体的に感じるのです。
    もちろん独立した本としても楽しめますが…。

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    #nakaban 作
    #植田真 絵
    #佼成出版社

    #とおいまちのこと
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    #植田真 作
    #nakaban 絵
    #佼成出版社
    .
    本をとじても余韻が楽しめ、とても落ち着く絵本です。

    紅茶のカン
    山の切手の貼ってある封筒
    ピンク色の貝殻
    不思議な夢の中の絵

    どれをとってもお二人の絵と「手紙」という存在が、時空を越えて穏やかな心を呼び戻してくれるような……そんな気持ちになります。
    .
    是非2冊一緒に読んでみて下さい。
    キツネのさすらいの旅人感がなんとも言えず……そのお友達の「ぼく」はいったい何歳?と私にはクスクス感も残ります、笑。
    1冊読むともう1冊へ、そしてまた最初の1冊へ……行ったり来たりしながら自分も旅人になったようです。
    .
    #絵本K

    • きぼりねこさん
      はじめまして。
      こちらの絵本は図書館でたまたま見かけて手に取ったのですが、2冊で一組だったんですね。
      全然気付かなかったので、こちらで知るこ...
      はじめまして。
      こちらの絵本は図書館でたまたま見かけて手に取ったのですが、2冊で一組だったんですね。
      全然気付かなかったので、こちらで知ることができてよかったです。
      雰囲気の違うページがあると思っていたら、そんな遊び心があったとは!
      もう一冊の方もぜひ読んでみたいと思います。
      2022/07/16
    • Kidsroom遊さん
      ありがとうございます!是非探してみて下さい。何度も2冊をめくっては閉じ…と繰り返してしまいます
      ありがとうございます!是非探してみて下さい。何度も2冊をめくっては閉じ…と繰り返してしまいます
      2022/07/16
    • きぼりねこさん
      お返事ありがとうございます。
      交互に読んであの本の世界を味わいたいです♪
      お返事ありがとうございます。
      交互に読んであの本の世界を味わいたいです♪
      2022/07/16
  • 5歳9ヵ月
    〈親〉
    絵が好き◯
    内容が好き ◯
    今回は早すぎた。いつかまたよんであげたい

    〈子〉
    初回からくいつく◯
    何度も読む ◯

    その他

    とても素敵なタッチで描かれた静かな物語の絵本。
    もうすぐ6歳の息子にはむかないかな…、と思っていたけれど、
    何度もひとりで読んでいた。
    予想外。

  • 静かな心で読む大人向けの絵本。
    みなとまちを訪れた“ぼく”と一緒に浜辺を歩き、細い道に迷い込み、お店で雨宿りをしてウトウト、海の夕日を見送り夜を迎える……しばし海辺での穏やかな時間を自分も過ごした気分になった。
    無性に海が見たい。旅情がかき立てられる。

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著者プロフィール

1974年生まれ。画家。広島市在住。絵画を中心にイラストレーション、文章、絵本、映像作品を発表している。新潮社『とんぼの本』や本屋『Title』のロゴマークを制作。著書に『よるのむこう』(白泉社)、『ぼくとたいようのふね』(ビーエル出版)、『窓から見える世界の風』(福島あずさ著、創元社)『ことばの生まれる景色』(辻山良雄との共著、ナナロク社) ほか。珈琲片手の時間が大好きである。

「2019年 『ランベルマイユコーヒー店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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