東大教養囲碁講座: ゼロからわかりやすく (光文社新書 309)

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034108

作品紹介・あらすじ

二〇〇五年一〇月に始まった、東京大学教養学部の人気講座「囲碁で養う考える力」。石倉昇九段、梅沢由香里女流棋聖(五段)、黒瀧正憲七段の三人のプロ棋士が、まったくの初心者である東大生を相手に、わかりやすく、かつ丁寧に囲碁の手ほどきを行うという前代未聞の講座です。本書は、その講座の内容、ノウハウのエッセンスを一冊にまとめました。信長、秀吉、家康など、多くの歴史上の人物たちが親しんできたのと同じ"脳トレ"にチャレンジして、最高の思考力、先を読む力を身につけてみませんか。

感想・レビュー・書評

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  • 836

  • 囲碁由来の言葉が多いことに驚く。日本にはいろいろな文化があるが,体験していなければその面白さや有り難さを知り得ない。メディアで記録することは伝承にならないので,文化を保存し伝えていくためにも知っている人を増やすことが大切だろう。しかし,そのような目的のために体験する人は少ない。囲碁はゲーム性も優れ,戦略眼を養うのに適したものであり,リーダー人材になりうる人達が触れている,知っている,たしなんでいることは社会的に価値があるだろう。囲碁を通した人間関係作りもあるだろう。ゲームを通して相手を知るというのは悪い手ではないなぁ。

  • 東大での授業をもとにした本。六路盤から19路盤まで解説。

  • -360

  • 良いと思うけど、囲碁は難しそう

  • この学習方法論の有用性はよくわかった。

  • 囲碁って難しい。

  • ヒカルの碁を読む度に、碁が打ちたくなって、この本を借りるのも三回目。
    その辺の入門書より全く判り易い。
    打てる気になるんだよなあ。
    何で打てないのかなあ。
    これ、ちゃんと買った方が良いような気もすんねん。

  • 囲碁のルール、基本的な用語および戦術が初心者にもわかりやすく書かれている。"弱い石から打つ"など、戦況に応じた打ち方を意識することは、日常生活をフレキシブルに進める上で活用可能だと感じた。

  • 東大で行われた囲碁に関する授業内容をまとめた本。その興味深い試みに惹かれて入手。囲碁には以前より興味があったため,本文については斜め読みした。
    前書きが面白い。特に興味深かったのは,囲碁の学習過程を言語の学習とパラレルに扱っている(ように読める)箇所があるところ。私はこの部分がとても気に入った。理屈から入り,正しさに関する感覚を身につけていく。この学習の過程は,大学入学あたりから自覚することが少なかっただけに,自分が上達することが新鮮であり,不思議であった。
    本書には,囲碁を学ぶことの8つの効用が挙げられているが,自分にとっては,学びの再発見へ導いてくれたことが,9つ目にして最大の効用だった。同じような楽しさを見出す人が多くなると嬉しく思う。

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著者プロフィール

昭和29年横浜市生まれ。元学生本因坊。東京大学法学部卒。日本興業銀行を退職後55年入段、平成12年九段。アマチュア出身ということもあって、入門者や初級者への囲碁の普及に力を入れ、昭和60年、平成元年、11年、16年、21年度にNHKテレビの囲碁講座を担当して、好評を博す。平成15年「テレビ囲碁番組制作者会賞」受賞。27年「日本囲碁ジャーナリストクラブ賞」受賞。東京・渋谷区恵比寿の「よみうりカルチャー恵比寿」で初心者向けから上級・有段者向けの各教室講師。平成17年より東大教養学部で単位の取れる囲碁の授業を担当し、20年客員教授に就任。

「2020年 『改訂新版 一人で強くなる囲碁入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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