最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
3.78
  • (7)
  • (12)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 226
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043421

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • オーソモレキュラーとは
    -身体の中の分子の濃度を最適な状態に保ち、身体の機能を向上させ、病態を改善する治療法

    ライナスポーリング博士

    びたみんDのサプリは羊毛に紫外線を照射して作られたが、タラの肝油が入っているのを使う

    論文的に厚労省の指針は死亡率高める
    胎児や乳児は栄養をケトンで使ってる

    ケトーシスとケトアシドーシスは違う

    糖質制限してもいいがカロリーは確保する

    血液中のコレステロールの1/4が食材からの影響、残りは肝臓から

    GABAが不足すると、興奮系物質が乱れる。
    グルタミンは適度に分泌されると集中力が高まるが、過剰に分泌されると興奮したり攻撃的になる。

    グルタミンから GABAになるのにビタミンB6がいる

    緊張でビタミンB尿から排出される

    地球の質量の34%は鉄、人間は鉄不足に本来ならない

    サプリは基本的に食材に含まれてる栄養素が元なので小腸で吸収される

    コウカロリーの方がタンパク質や油は使われる

    タンパク質は消化酵素が必要

    BCAAは筋肉代謝されるアミノ酸のため、肝臓の機能が低下しているときも有効に利用される

  • 昔、生物や家庭科で習った内容でこんなのあったけど、テスト勉強としてしか考えてなかったなぁ。今になって、もっと大切な話だったのでは?と思わせてくれた。
    多忙で適当にしか食べていない時期があり、その後1日1食しか食べられなくなるのと同時にめまいや吐き気に襲われてヘロヘロになったのが、プロテインを飲み始めてから改善していったのにはこんな理由があったんだ!と妙に腹落ちした。
    身体にいいという物質は個別に取ろうとするのは不自然だから、なるべく食べ物と同じような形態で摂取するのがいいという理屈は難しいことがわからなくとも何となく合点がいく。
    自分の身体は食べているモノからできているなんて、よく考えたら当たり前なのに、忙しく日々を過ごす中で忘れてしまいがち。
    健康診断で値が低いと何も誰からも注意されないのは医者が栄養学を学ばないためだと知って驚いたけど、自分の健康は自分で守らなければいけないと痛感した。自分は元々筋肉がつかない体質だと思い込んでたが、もしかしたらビタミンB郡と鉄分不足が原因かもしれない。早速サプリメントを飲んで気長に結果を見てみようと思う。

  • サプリメントで栄養を補う、ふむふむ。と思ってドラッグストアで購入したが、本書のようにコンビニサプリでは改善見られず、、みたいなことになりそうで疑い飲みをしてしまう。
    花粉症に悩まされてるのでこの作者の書かれている別本も読もう

  • 規則正しい食事や厚生労働省が推奨する食事が、必ずしも正しいものではない。
    サプリをうまく活用して、健康を維持していこうと思った。

  • ーソモレキュラーは毀誉褒貶(きよほうへん)が激しい。まず次の前提を弁える必要がある。最初に医学は栄養を無視してきた。それも完全に。次に栄養学はデタラメの限りを尽くし、一度として反省してこなかった。栄養学こそは非科学の最たるもので、宗教と変わらぬレベルである。
    https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/04/07/220923

  • 身体の中の分子の濃度を最適化する=至適量の栄養素を供給する。食事だけでは困難。サプリメントを併用。

    油脂は、リノール酸を減らし、アマニ油やえごま油を増やす。N3/N6を1:3にする。
    糖質制限をしないと炎症が抑えられない。ケトーシスとケトアシドーシスは異なる状態。
    ビタミンB群が重要。
    MCVとMCHは赤血球の質を表す。
    飲酒によってビタミンB1が不足するとウェルニッケ脳症を起こす。ナイアシン(B3と呼ばれた)欠乏症はペラグラ。

    鉄分はキレート鉄ではなくてヘム鉄で摂取する。
    グルテンとカゼインは、腸の粘膜を刺激する食材=小麦と乳製品。
    コルチゾールは、ストレス対抗のためのホルモンであるため最優先で生成される。その結果、甲状腺ホルモンの生産が少なくなる。
    MEC食(ミート、エッグ、チーズ)は糖質制限食になるが庁への刺激が多い。カゼインが多い。遅延性アレルギーの可能性がある。
    集中力を保つにはビタミンB群が大量に消費される。B群が不足すると夢がカラーになる。糖質の代謝のためにもB群が使われる。

    鉄欠乏性貧血では、MCVは低値になる。B12や葉酸が不足するとMCVが高値になり、大球性貧血になる。
    赤血球はコレストロールが必要。核がないため作り出せない。コレストロールが低めだと、赤血球膜が弱くなり壊れやすくなる。網状赤血球数が上昇する。

    地球上には2価鉄が多かったためそれを利用した。シアノバクテリアが酸素を出したため参加して、3価鉄に変化した。ヘム鉄(2価鉄)であれば、吸収できる。農耕の始まりで鉄不足になった。野菜や穀物には3価鉄が含まれていて吸収できない。通常の鉄剤は便秘や下痢などを起こす。鉄はFeSODとして、活性酸素を消去する役割を持つ。
    ヘム鉄が多いのは赤身の肉。
    ヨーグルトの乳たんぱくは遅延型アレルギーを起こす可能性がある。乳酸菌はキムチや野沢菜などの発酵食品から摂る。
    油脂は、同じN3系でも、エゴマオイルとEPADHAでは違う。飽和脂肪酸でもココナッツオイルなど中佐脂肪酸は脳に届く。
    ATPの産生はビタミンB群の不足によって低下する。

  • 集中したりストレスがかかるとビタミンBを多く消費してしまうこと、貧血という診断結果が出る前から女性は鉄不足に陥ってることが多いこと、高血糖高インスリン状態ががんを1番成長させること、1番いいのはやっぱり色々満遍なく食べることだけど、小腸の吸収力がなくなっていたりして栄養が流れ出てしまい栄養不足に落ちいることがあることなどが分かり勉強になる。

    こういうのって知ってるのと知らないとでは本当に違うと思う。たとえば頭痛とかうつ病とかも栄養不足からきている可能性があるから、薬で対処していてもいっこうによくならないといったようなことがある。

    自分は10代後半からの不調(皮膚炎、胃弱、アレルギー)の原因が栄養不足にあるんじゃないかと考えてオーソモレキュラーの検査を受けたことがある。亜鉛とビタミン不足と言われ、(おそらく10代後半から飲み始めたコーヒーのせいで)胃が弱り吸収が悪くなってるから食事では十分に得られていないと言われて納得した。でも危機的な状況だったわけじゃないのでサプリは続かず検査結果を生かしきれていなかったのでこちらでもう一度勉強。いろんな栄養を摂ることを意識して不調があった場合はまずは食生活を見直すことをしたいと思う。

  • これまで読んだオーソモレキュラーに関する書籍で一番わかりやすかったです。
    大きな発見は、オメガ6は一般的に体には良くないと言われますが、オメガ6系必須脂肪酸の一種であるγ-リノレン酸を利用して、アレルギーや女性の生理の改善ができることを知れたことです。また、EPAを過剰摂取するとDHAの体内吸収が阻害されてしまうことも学べました。
    最近では間欠ファスティングを奨励する本が多いのですが、代謝機能が悪くて慢性的に栄養障害の人には断食は良くないとも書いてありました。

    これまで一般的に言われていたことを試しても、不調が改善されなかったこともあったので、これからはその時の自分の体調に合う食事を見出していきたいです。

    脂質に関しては表も掲載されており、私が以前からオメガ3を取るために毎日のように食べていたクルミなどのナッツ類はオメガ6も結構含有していることを知り、食べる頻度を月1、2回くらいにしました。そしたら無駄な出費もなくなり、悩みだったナッツ依存症も改善できてよかったです。

  • 医学的にマニアックであるので、じぶんにこれはと思われるところを抜き出して参考にする感じ。
    この手の本全てに言えることだがうのみはしないほうがいいとおもう。
    内容の信憑性は高めかな

  • オーソモレキュラー!

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

新宿溝口クリニック院長。

「2016年 『栄養学と食事療法大事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

溝口徹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
アンデシュ・ハン...
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×