「文」とは何か 愉しい日本語文法のはなし (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334044886

感想・レビュー・書評

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  • 「赤」だけを見たことがない。
    この文にドキドキした。赤だけを何とかして表現することってできないんだろうか。

    P.20のはじめに
    解き明かしたくはないか?
    と書いてあるのも、とてもワクワクしてどんどん読み進めたくなった。

    コメント付きの参考文献が掲載されていて親切。
    まず初心者向けのものから手を出してみたい。

    感覚的には過去は後ろにあって、未来は前にあるのに
    日本語では過去を前、未来を後ろと表現する。
    何も考えずに使っていたけれど、言われてみればそうだな。
    まだまだ知らないことや気づいていないことがたくさん溢れているんだろうな。言葉について、言葉をどういったものとして、どういった世界観で捉えるか等々学んでいこう。

  • 815-H
    閲覧新書

  • おもしろかった。記述文法から生成文法、認知言語学、語用論まで。新たな「言語学入門」的な位置づけの本になるかもしれない。

  • 専門的な内容もあり、全てを理解できた訳では無いけれど、日ごろ自分が意識してきたことが理論化されていて、より深く理解できた。

  • 「文」というものの考察から初めて、色々な文法に纏わる話題を述べる。文法というのはメチャメチャ面白いという著者の主張には、どうなんだろうか?と少し懐疑的ではある。文法の話題のなかでは、西洋の論理的な見方だけで言語を見るのではなく、認知的な見方の言語学もあるという。チョムスキーの生成文法の話題もでてくるが、言語を計算で分析しようというのは???だな。難解な世界だ。

  • 東2法経図・6F開架:B1/10/1082/K

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著者プロフィール

1982年、埼玉県生まれ。慶應義塾志木高等学校卒、慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程修了。博士(文学)。慶應義塾志木高等学校講師(国語科)等を経て、現在、お茶の水女子大学基幹研究院助教。専門は中国語を中心とした文体論、比較詩学。著書に『7力国語をモノにした人の勉強法』(祥伝社文庫)『物語における時間と話法の比較詩学』(水声社)『物語論 基礎と応用』(講談社選書メチエ)『日本語の謎を解く』(新潮選書)『ノーベル文学賞を読む』(角川選書)などがある。

「2019年 『使える!「国語」の考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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