Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか? (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
3.33
  • (10)
  • (54)
  • (70)
  • (8)
  • (8)
本棚登録 : 705
感想 : 74
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334045074

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マーケティングする人が、若い人を理解するために読む本なんかな。
    2020年の本なので、2023年末現在に買う本じゃなかった。タイトル買いすると、こういう失敗もあるね。
    チル&ミーがキーワード。
    チルってなんか、意識高い系の反対な気がした。出来るだけ労力をかけずに、少しでも成果を得る的な。Z世代のポッドキャスト聴いてるけど、まさにそういう感じなんだよな。
    自分は昭和の価値観で生きてるから、彼らの行動は良く分からないこともあるけど、興味をもって見ていこうかなと思いました。

  • 2021年の新語流行語大賞にノミネートされたZ世代。日本の人口比的にみると、決して多い比率を示しているわけでもないですが、そのZ世代がなぜ今注目を集めているのか。
    その理由を社会背景や経済状況を示しながら、解説していく新書です。

    少子高齢化が進み、シニア層が経済の中心として見られていた少し前の時代から、シニア層の消費の落ち込み、そして次世代に渡って消費を続けていくであろうZ世代への注目度の高まり。

    バラエティ番組でもここ数年、お笑い第7世代というワードが出てきていたけど、それもZ世代への訴求力を高めるため。Z世代にはSNSによって世代をまたぎ『鬼滅の刃』やネットフリックスの韓国ドラマなど社会現象を巻き起こせる地力があります。そこに視聴率の計測方法の変化も相まって、若い世代、とりわけZ世代が再発見されたという経緯があるそうで、内容としては全体的に説得力のあるものだったと思います。

    ややZ世代をディスった内容になっているところもありそこは気になりましたが、SNSが発達し、スマホなどのデジタルデバイスに慣れ親しんだ世代だからこその価値観の変化や、承認欲求、自己表現欲求の話も説得力があって、内容はスッと入ってきました。

    コロナ禍によって学生生活が大きく狂ったZ世代のニュースはよく耳にします。自分はZ世代より数年年上のいわゆるゆとり世代にあたるのですが、それでも同情を禁じ得ない。
    本の中でも触れられていたけど、若い世代への投資こそが、日本を盛り上げる一つの手段だと思います。政治にはいろいろ言いたいことはあるけど、現役世代、そして時代を担うZ世代も報われる社会になってほしいと、読み終えて思いました。

  •  2019年〜2020年前半頃に流行っていたものがもう古い。そうか、もう5年前なのか。100日後に死ぬワニ懐かしい。若者の自己承認欲求と発信欲求はいつの時代でも他の世代より強いと思うが、誰でも手軽に発信できるようになったことでプチ万能感を持ちやすくなっているのだろうか。色々と傾向や考え方は違えど、若者らしさは変わらないと感じる。世代で一括りにされるカテゴライズは好きではないが、言い切りではなく傾向がある程度で捉えるとなかなか興味深い。同調志向なるほど。

  • 流し読みをしましまたが、若い世代がこれからの社会を作るというのは間違いない。 彼らの言葉をきちんと聞いて学び、社会人として育って行けるように見守り、アドバイスをしてゆこう

  • 私はZ世代の人間だけど、そもそもZ世代とはなんぞやと思ってたのでそこから説明があったのもなるほどと思ったし、著者のZ世代に対する分析がめちゃめちゃ刺さって面白かった。
    Z世代よりZ世代を分かっている1冊!

  • Z世代の特徴をまとめた一冊。
    ジジババコロナ社会のせいで体温低めな感じ。気の毒にも思えてくるなあ。
    ・金が無いので消費離れ
    ・チル(まったり)がいい。藤井風みたいな感じか?
    ・SNSのせいで同調圧力。ヤラセいいね
    ・隠れた自己承認欲求。間接自慢と匂わせ
    ・twitter強し
    ・インフルエンサー未満が信頼できる

  • いまどきの若い子は、売り込みや押し付けを嫌がりますよね。。。

    本書第4章
    Z世代の「メディア生活」
    より抜粋:
    「主張したいことがあふれまくっている投稿頻度の高いおじ様は、実は Z 世代に相当煙たがられている可能性があるのでご注意ください」

  • 職場の若手がどんな世代なのか分からなすぎて手に取った本。なるほど、自分(30代半ば)とは生態がずいぶん違うようだと分かった。
    親との距離がとても近い。友達みたい。チルの感覚、出る杭にはなりたくないけど認めてもらいたい。

    なるほどなるほど、私の近くにいる子たちもそんな感じだなぁと共感しながら読みました。

    Z世代の全ては理解できないけど、価値観や生まれてきた環境が自分と違うのだと分かっただけで、明日からもう少し上手く接していけるかもと思えた一冊でした!

  • Z世代に対しての統計データ、特徴、時代背景が書かれている。
    Z世代に明確な区切りはないが、現在25歳以下が該当し、ゆとり世代とも違った目線を持つ。そんな彼らを理解し、マネジメントやマーケティングに活かすための1冊。別書「スマホ脳」と合わせて読むことで、理解を深めることができます。
    ○チル&ミー意識
    ○自己承認おばけ、発信おばけ

  • Z世代について、定量データを用いた特徴の解説やゆとり世代の特徴と比較しながら、なぜ今Z世代に世の中が注目しているのかを原田さんの視点から書かれた本。
    ご自身が日々若者と一緒に活動されているので、その経験や感じた事などもリアルに書かれておりました。
    自身はぎりゆとり世代であるが、Z世代の特徴にもあてはまる事もあり、共感できる部分もありました。
    ゆとり世代がひろいので、Z世代とのハザマ世代かなと感じた。

    • Shohei Kawaseさん
      Z世代について、ゆとり世代とも比較的しながら定量データ等を含めて色々な観点から原田さんなりの解説された本。
      SNS全盛のこの時代にはZ世代の...
      Z世代について、ゆとり世代とも比較的しながら定量データ等を含めて色々な観点から原田さんなりの解説された本。
      SNS全盛のこの時代にはZ世代の影響が大きい分企業等が注目するなど分かった。
      自身はぎり、ゆとり世代であるがZ世代ともあてはまる観点もありハザマ世代かと感じた。
      2021/01/16
全74件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

マーケティングアナリスト

「2022年 『Z世代に学ぶ超バズテク図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

原田曜平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×