- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334045920
感想・レビュー・書評
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日本教育の見直しを考える時期に来ている実感を得られました。その時代に合った考え方、教え方を常に考え、アップデートしていかなければなりません。一律に行う一斉授業のよいところは多く存在すると思っていますが、それだけでは足りない時代です。こういうお考えの方々が集まって、よりよい教育の形を提示していただきたいと切に願います。前作「残念な教員」も拝読いたしましたが、私自身もまだまだ足りないことだらけだと痛感させられました。納得に至までの時間がかからず、分かりやすい本です。
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エビデンスもはっきりしていて、色々な角度から現在の学校、教育の問題点適切に書かれていた。保護者の意識をどのようにして変えていくか、学校の存在意義をどのようにして変えていくのか、変えたい側の人間にとって力になる本でした。
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教員を長年経験し、教育の研究もしている著者なので、各意見の説得力が強い。戦争時の軍隊教育が後をひき、まだまだその色が拭えない日本は、正に変革の時期に来ている。時代に即した教育をしていかなければいけなかったところを、先人たちがおざなりにしてきた、また、変化できるシステムもなかったのであろう。著者はさまざまな案を提示しているが、ドラスティックなものばかりで、急に変えることはできないかもしれないが、有志たちが自分のできるところで改革すれば、将来の日本はあるのではないか。
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少子化が引き起こす低学力化問題について日本はもっと真剣に考えなければいけない。飛び級制度の導入と部活動の地域移行化に関する筆者の考えに説得力がある。
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教育の中身を変えることが話題に上がりやすいが、そもそもそれを指導する学校が変わらないといけないのか…
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不要
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ずっと自分が思い、考えていたことととても近いことや同じだなーと思ったことが自分の中の物よりも詳しく書かれていました。
現状として「本当に学校の勉強だけで学力はつくようになっているのか?」という疑問を持ち始めると、「そうだ」と言い切るだけの根拠に中々乏しい現状があると思います。
場当たり的なカリキュラムの追加や変更、増えていくばかりの教師の負担、それでも財源は出ずに減らされ続ける一方で、求められる学力を備えられるだけの準備や力量が絶対にあると言い切って出来ている人は一体教師の側にも何人いるのか。
今一度検証して、考えていかなきゃ行けないのではないかと思います。
コロナ禍で休校になったとき、マスコミが学校の存在をどのように表現していたかと言えば「勉強の機会が失われた」ではなく「子どもたちの居場所」という表現。
このことからも世間や地域から学校で学力を身につけることというのは希薄化していて「とりあえず面倒見てもらうところ」化してきているのであり勉強はお金を払って塾に行かせていればなんとかなると思われてしまっているくらい学習における学校という存在の権威は低下しているように感じます。
中々すぐには難しいかとも思いましたが、この本の中には現状の打破を考える上でのアイデアが多く詰まっていると思ってので、また何回か読み込んでみたいと思います。 -
外国の学校が良いとか日本の学校が悪いとかではなく、受身で学ぶのではなく、主体的・能動的に学ぶ意識を持たないと駄目だなと思いました。
教育とは何か、改めて考えるきっかけになる内容でした。 -
東2法経図・6F開架:B1/10/1184/K