農家はもっと減っていい 農業の「常識」はウソだらけ (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334046248

感想・レビュー・書評

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  • 2015年に『キレイゴトぬきの農業論』を読み、衝撃を受けた。そして2022年に本書に出会い、更なる刺激を受けることに。農家も、農地も減っていいと言う第1章で語られた主張は、非農家から農業に参入した著者ならではの視座に立ったものだ。有機農業を実践する著者だが、慣行農業との違いを、iPhoneかandroidのどちらを好むかに喩え、両者を対立軸に置くことを否定する論旨は明快だ。ただ、ここまで農業を続けてきた著者の、人知れないストレスも相当なものだったのだな~

  • 小規模な兼業農家が市場に残り続け、弱者のレッテルが貼られ、政府が助成してくれてあたり前、になってしまっている農業。産業発展の時代に合わせた大きな農業・弱者の戦略を取るべき農家群。条件不利地域は耕作をやめた方がいい。

    持つものにとっても、新規参入するものにとっても、土地を所有することの縛りが大きいと思いました。

  • 東2法経図・6F開架:B1/10/1217/K

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著者プロフィール

株式会社久松農園 代表取締役。1970年茨城県生まれ。1994年慶応義塾大学経済学部卒業後、帝人株式会社入社。工業用繊維の輸出営業に従事。1998年農業研修を経て、独立就農。現在は7名のスタッフと共に、年間50品目以上の旬の有機野菜を栽培し、契約消費者と都内の飲食店に直接販売。ソーシャル時代の新しい有機農業を展開している。自治体や小売店と連携し、補助金に頼らないで生き残れる小規模独立型の農業者の育成にも力を入れる。著書に『キレイゴトぬきの農業論』(新潮新書)がある。

「2014年 『小さくて強い農業をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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