台湾の本音 (光文社新書 1287)

著者 :
  • 光文社
3.35
  • (3)
  • (5)
  • (6)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 105
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334101701

作品紹介・あらすじ

コロナ前は200万人超の日本人が訪れ、観光地として人気が高い台湾。「台湾有事」という言葉が紙面を賑わすこともあり、日本の関心は高くなっている。しかし、私たちは台湾をどれほど知っているだろうか。中国と台湾の関係は? 首都はどこにある? 国連に非加盟なのはなぜ? 隣の島でありながら、私たちはその歴史や事情をあまり知らない。本書では、6つの問いからそんな台湾という〝国〟の姿を詳らかにしていく。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者は朝日出身なのにかなりまともで台湾びいきなのを割り引いてもニュートラルな視点で今の台湾を描いているように感じた。

    読んで良かった点:
    ・民主化への歴史的な経緯
    ・独立派というのは実は少数派で実質的な独立を達成している現状の維持が多数派。
    ・中国との関係は併合は絶対嫌だが対立も望まない
    ・意外とアメリカへの信頼感は低め
    ・国民性はブームに乗りやすい
    ・中国人は言葉が通じるが話が合わない、日本人は言葉が通じないが話が合う
    ・親日ハンバーガー構造
    ・日本の植民地としての韓国との違い、50年とかそれ以前の民族体制の希薄さ

    作品紹介・あらすじ
    コロナ前は200万人超の日本人が訪れ、観光地として人気が高い台湾。「台湾有事」という言葉が紙面を賑わすこともあり、日本の関心は高くなっている。しかし、私たちは台湾をどれほど知っているだろうか。中国と台湾の関係は? 首都はどこにある? 国連に非加盟なのはなぜ? 隣の島でありながら、私たちはその歴史や事情をあまり知らない。本書では、6つの問いからそんな台湾という〝国〟の姿を詳らかにしていく。

  • 台湾に親近感を持っていても歴史を歴史、特に戦後の歴史を知らなかった私にとって有益であった。特に、蒋経国については全く知らなかった。

  • 意外と知ってるようで知らない台湾の歴史…

  • 東2法経図・6F開架:302.22A/N93t//K

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/570759

  • 帯の台湾観光雑誌みたいなワクワクする写真や文字の色に惹かれて買った。
    内容が難しく理解をしながら読んだので時間がかかったが、文章自体は読みやすくてためになった。
    台湾人が、日本に義援金をたくさん送ってくれるのは親日だからってだけではなく、義援金ブームに乗ってるだけであって「あの時は義援金をありがとう」といっても「なんのこと?」ってなることも往々にしてあるってあたり面白かった。

  • 第1章 台湾は「国」なのか/第2章 台湾の「歴史」はいつから始まるか/第3章 台湾の人々は「中国」をどう考えているのか/第4章 「台湾アイデンティティ」はなぜ生まれたのか/第5章 台湾は「親日」と言っていいのか/第6章 「台湾有事」は本当に起きるのか

  •  平易な文体でバランスが取れた視点の入門書。台湾は「国」か、歴史、対中観と対日観、アイデンティティ、「台湾有事」解説、を各章で扱う。
     特に、台湾有事を無闇に煽らないと同時に、蔣経国の政策、ガチ緑ではなく「うす緑」の天然独世代、「台湾独立」勢力の扱いなど、日本に存在する誤解を解こうとしているのを感じる。

  • 台湾

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

野嶋 剛(のじま・つよし):1968年生まれ。ジャーナリスト、大東文化大学教授。朝日新聞入社後、シンガポール支局長、政治部、台北支局長、国際編集部次長、アエラ編集部などを経て、2016年4月に独立。『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『認識・TAIWAN・電影――映画で知る台湾』(明石書店)、『蒋介石を救った帝国軍人――台湾軍事顧問団・白団の真相』(ちくま文庫)、『台湾とは何か』『香港とは何か』(ちくま新書)、『新中国論――台湾・香港と習近平体制』(平凡社新書)など著書多数。著書の多くが中国、台湾で翻訳刊行されている。

「2023年 『日本の台湾人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野嶋剛の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
九段 理江
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×