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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334704353
感想・レビュー・書評
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松本清張の短編時代小説。
柳生宗厳(石舟斎)から宗頼(宗矩)、三厳の三代の一族の姿を描いた「柳生一族」。言語障害の九代将軍家重の通訳のために側用人として仕えた大岡忠光の話「通訳」。死の床に就く大久保彦左衛門忠教の三河武士としての想いを描いた「廃物」。豊島刑部の勧めた婚姻を井上主計頭正就に一度は承諾したものを急に破談され逆恨みを起こした「破談変異」。弟・茂兵衛のために喜多見重政の旗本から大名になり、領地没収され、伊勢流しに会う顛末を描いた「栄落不測」。お茶壷道中の姿を描いた「蓆」。加藤忠広の息子・加藤豊後守光正が茶坊主の玄斎についた嘘で肥後国五十四万石を没収された「五十四万石の嘘」。平野美作から木谷太兵衛の討伐を果たしたのに見返りの娘・荻江をいただけなかった高月藤三郎の話。海賊になった際についた刀疵が題名になっている「疵」。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか淡白な短編が並んでる。 今回はたまたまハズレを引いただけなんだろう。
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「柳生一族」
「通訳」
「廃物」
「破談変異」
「栄落不測」
「蓆」
「五十四万石の嘘」
「疵」
普通の時代小説。でもどれもおもしろく読めた。最後の「疵」なんてマンガ化とかドラマ化されたらおもしろそうだと思った。
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