十津川警部の怒り (光文社文庫 に 1-49)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334717360

感想・レビュー・書評

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  • 交通系アリバイトリックの醍醐味がこの本に込められているようです。
    ・・・といっても、アリバイが出てくるのは1と2だけですが。


    1)表題作「十津川警部の怒り」
    プロ野球解説者の早田が甲子園球場近くで殺された。直前まで新幹線で会っていた十津川は早田のライバル・小笠原を疑いアリバイトリックも見破った!かに見えたが、裁判で崩されてしまい。
    交通系アリバイトリックの醍醐味がこの話には込められているよう。十津川がひっくりかえされたトリックをどう巻き返すのか注目!

    2)快速列車ムーンライトの罠
    新潟の弥彦温泉に泊まっていた小室が殺された。周囲を調べていくと容疑者は妻と愛人。どちらも十分な動機、しかしどちらにもアリバイがあり…
    十津川ならこういう発想しないとね!見事なアリバイ崩しでした。

    3)禁じられた「北斗星5号」
    十月十日に死ぬと宣言している小田ひろ子に帯同して北斗星5号に乗った十津川の妻
    ・直子。並行して小田のことを調べていた十津川は、小田が過去友人を亡くしたときの記事を知り。
    小田の特徴を具にとらえた十津川の、その観察眼が最後解決へと導く!

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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