ラベンダー殺人事件 (光文社文庫 や 1-31)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334719470

感想・レビュー・書評

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  • 花が鍵を握る物語ばかり集めた
    ノンシリーズの短編集だけど
    6編中5編は、キャサリンもの。

    どれもおもしろいと言えばおもしろい。
    ただ、花モチーフで集めたせいかどうか
    事件の動機が不倫とか
    痴情のもつれネタばっかなんですが!

    『紅梅屋敷の殺人』が一番
    「京都」な感じで好みでした。

  • 短編集。
    ラベンダー殺人事件
    紅梅屋敷の殺人
    秋海棠の殺人
    薔薇のアリバイ
    スターガザールの殺人

    山村美紗は、京都を中心に、文化、風俗を描写するのがうまい。
    キャサリンが主人公のものは安心して読むことができる。

    我が儘なところは山村美紗そっくりなのだろうが、
    優しいところもきっと一緒なのだろうと思う。

  • 短編集で、表題以外はキャサリンシリーズ。
    そしてすべて花に関わる殺人事件でした。
    目次の題名を見た瞬間、秋海堂とはどういう花なのかが
    気になって仕方なかったです。

    表題の話は、どんでん返しというよりも
    計画性というか、策略が怖い…というものでした。
    ここまできれいに立てられるのがすごいというか
    根性と言うか…。

    色々な花がでてきましたが、生態系としての知識もあって
    そこもかなり楽しく読み進められました。
    やはり、精密な計画で殺人、は自然の前には無理かと。

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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