緑衣の牙 (光文社文庫 た 21-3)

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  • 光文社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334725624

感想・レビュー・書評

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  • 緑衣の牙 竹本健治
    読み終えました。
    1番面白く感じたのは、法月倫太郎の解説でした。
    改めて竹本健治の良さを知ることができました。
    この先に読んだ2冊の本の題名にも明記ありました。良い解説ありがとうございます。今後は法月倫太郎も読みたいです。

  • 智久・類子シリーズ第3作。
    綾辻さんの「緋色の囁き」とセットで楽しむとよさそう。
    読み直すかしら。

  • 「牧場智久・武藤類子」シリーズの第3弾。

    星辰女子高校の2年生で演劇部員の朝倉麻耶の死体が、鐙沼で発見されるという事件が起こります。麻耶の欠員補充で女子寮「三姉妹館」に入ることになった文芸部の有明沙貴は、麻耶の死の謎を解明するため、調査を開始します。

    ところが、彼女が調査を進めていくうちに、麻耶の持っていた緑衣の人形が消えてしまったり、緑衣の怪人物が寮の周りをうろついているのが目撃されたり、「罪ハ血デ贖エ」という赤い文字があちこちに記されたりといった、奇怪な出来事が起こるようになります。

    そんな中、星辰女子高を智久と類子が訪れることになります。三姉妹館に所属する3年生の速水飛鳥が類子の剣道のライヴァルで、さらに星辰女子高の校長の戸川久枝は智久の知人だったのです。ところが、類子の目の前で、第2の殺人事件が起こります。「ミス星辰」の榊原鏡子が、緑衣の怪人に窓から突き落とされてしまったのです。やがて智久は、事件の真相にたどり着きますが、図書委員で高校生離れした知識の持ち主である3年生の真壁岬もまた、智久と同じ結論に至っていました。

    今回は、物語の半ばまで智久と類子は登場せず、素人探偵の沙貴がストーリーを引っ張っていきます。純粋にトリックそのものの意外性を楽しむことができました。

  • 鬼じゃなくて牙。

  • 謎めいた学園とかそゆのが好きな人にはおすすめ。こんな学校に行きたい。岬が好きだなぁ。

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著者プロフィール

竹本健治:
一九五四年兵庫県生れ。佐賀県在住。中井英夫の推薦を受け、大学在学中に『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」上で連載。デビュー作となった同書は三大奇書になぞらえ「第四の奇書」と呼ばれた。
ミステリ・SF・ホラーと作風は幅広く、代表作には『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の「ゲーム三部作」をはじめとする天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたシリーズや、自身を含む実在の作家たちが登場するメタ小説「ウロボロス」シリーズなどがある。近著に大作『闇に用いる力学』。

「2022年 『竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇Ⅰ】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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