本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334731168
感想・レビュー・書評
-
鰻好きで老舗鰻屋に嫁いだものの、子どもに恵まれず、夫の不倫相手の鰻好きの子を引き取ることになったおかみさん。戦後、孤児5人を引き取って育て上げた焼肉屋のオモニ。孫娘の婿養子をせっせと探す寿司屋の主人・・・。市井の美味しいお店を主人公にした短編集である。内海隆一郎の短編集は、予定調和そのものだけど、温かくてホロっと泣けて、疲れた心によく響く。本書は、それに加えて、もう、出てくる料理が全て本当に美味しそうなのである。内海の「人ひとの旅路」と並んで大好きな短編集であり、何度も読み返している(なお、谷口ジローが「欅の木」で内海の短編をいくつか漫画化しているが、これもよい)。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内海さん得意な一つの舞台での主人公を変えながらの連作。良いよな。こういう世界が描き出させる作家は余り居ないよね。
全4件中 1 - 4件を表示