探偵くるみ嬢の事件簿 (光文社文庫 あ 33-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733360

感想・レビュー・書評

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  • 市を上げて、そちら方面に力を入れている場所に
    今日も若い女性がやってきた。

    ここまで手厚いと、確かに生活しやすそうです。
    7話の短編で、うだつの上がらない刑事コンビに
    助言をしてみたり、自力で解決してみたり。
    仕事が仕事なので、そちら方面の話が出たりしますが
    そこまで関係ないので、さくさく読めます。
    壺売りが来たのには笑えましたがw

  •  別にくるみちゃんがソープ嬢てある必要性があんまり感じられないけど…。
     まぁそれは置いておいたとしても、彼女の、見ただけでその人の性格とか私生活を言い当てられる、て特技がまったく活かされてなかった。
     それと、すんごいかわいいらしいんだけど、だからってそれがどうだ、て感じだし。
     『だから何?』感が凄かった。


  • 北海道来内別市(架空)
    道北の原生林の中、突如現れたピンク街。
    行政と警察の庇護により、闇社会の関与を締め出し、全国の訳あり女性が安心して働ける街。
    そんな街で起こる珍事件を地場のデコボココンビの刑事とソープ嬢探偵が活躍する一冊。

    生まれも育ちも北海道の著者。
    『探偵はバーにいる』シリーズ始め、榊原シリーズも北海道の各地を舞台にしたハードボイルドだが、本作は東氏の中では異色のライトな作品でした。

    北海道の開拓史から、国との既得権益は必ずと言って良いほど描かれるが、郷土愛を感じる。

    でも、東直己氏はハードボイルドの方が読み応えはあるね。

  • 東直己さんの本、久しぶりに読んだー!
    探偵はバーにいるシリーズぐらいしか読んだことなかったな。



    北海道のある街のソープで働くくるみ。人間観察が趣味で、勘が尖く凸凹コンビが持ってくる事件を推理する。


    短篇集になってて、さまざまな事件が起こる。その事件も大したものじゃないんだけど、くるみの推理で解決。
    ソープ嬢が主人公だからとそんな官能的ではなくて、サクサク読める軽いかんじ。
    ちょっとエロ注意なとこもあるけど。


    続きがあるなら読みたいな。くるみと若木刑事の関係も気になるし。


    2015.12.16 読了

  • 下ネタ系なのに官能っぽくなくていい。明るく軽く読める。

  • 風俗嬢が主人公なのにエロさが低めで、人間ドラマがたってて、好きでした

  • かなり笑えた。面白い。事件はたいしたことないので謎解きとしては物足りないかも。

  • お初の作家さん。
    ソープ嬢探偵。
    本当に、昔の「ピンク街」と云う感じでほのぼの読めます。

    短編集です。

  • 架空の繁華街で風俗嬢くるみが事件に挑む連作短編集。
    ビックリするようなトリックはないが,くるみの鋭さと人柄が良かった。
    キャラよし,設定よし,テンポよし。お色気も人情もあって予想外の良作。

  • 探偵役がソープ嬢というススキノ探偵シリーズの著者の作品。まぁ結局どこでどのように働こうが、自分をどう保って筋を通せるかだろうけど、惰性で生きてるよりもよっぽど楽しい人生を送れるでしょうね。そして、この短編シリーズはまだ続いて欲しかったけど、終わり方があれでは、シリーズ完結も仕方ないですね。

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著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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