オワスレモノ (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 119
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334740344

感想・レビュー・書評

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  • 文章が好きじゃない。登場人物が嫌だったり、文章自体になんでこんなイメージできない書き方するんだろと思ったり、短編によってこんな感想がバラバラになるとは思わなかった。どの話にも、穿った見方をしている表現があって、そこが好きじゃないのだと思います。

    29日のアパートだけは、作風とぴったり合っていて、好きでした。

    解説も苦手です。

  • どれも実話怪談っぽい雰囲気の短編集。
    サクサク読めた
    「オワスレモノ」「アメ、よこせ」がお気に入り。

    好物の菊地秀行氏の解説がすこぶる面白い。

  • 中途半端なホラーという印象。あまり好みではなかった。表題作はなかなか。

  • ちょっといい話とクスッとくるのと、じわっとそれでいて迫って来るような怖さと、色んな霊(的な、妖怪?)絡みの物語。 余韻を味わいたい気持ちを上回って次々読み進めて直ぐ終わってしまった。

  • 短編集。綺麗な文章で読みやすい。
    『白衣の天使』の1階にて少女と出会うシーンが、特に、綺麗。

  • 『アメ、よこせ』が秀逸。流れがいい。どんどん怖くなっていって、最後もいい。新耳袋の、山の中にある無人の牧場話に通じる怖さアリ。

  • 怖さが得体の知れない理不尽から沸き出している作品。
    「二十九日のアパート」だけほんわかホラーで好きだったな。

  • 日常に潜む恐怖、という感じではあったけど、ちょっとホラーファンタジー?的な要素も。

  • 書き下ろしの表題作を除く7編中、6編は他のアンソロジーに収録済(光文社文庫だけれど初出が「異形」は1作のみ)。
    手堅く、怖い短編揃い(笑わせられ、ほろりとさせられる作品もあるが)

  •  新感覚のホラー小説の多い著者の短編集。
     本作もそれほどはずさずにそこそこのストーリーを提供してくれている。
     ホラーというのは,「何を怖いと思うかという感性が作家と読者とである程度共有できる場合でないと恐ろしく感じないものである。
     「なかにはこれのどこが怖いの?汚いだけじゃん」なんてのも多い中で,彼女の作品は,強烈ではないが,さりげない怖さを感じさせてくれて,なかなかよい。

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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