- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334745608
感想・レビュー・書評
-
こういう心理戦はぞくぞくします。
嬉しかった楽しかったが段々落ちていく感じがたまりません。
悪意がない無邪気、他人を心地よくする。
だが、そうしたことが自分の嫌な部分に触れ自己嫌悪に落ちいる。
人は他人だけじゃなく自分の心さえもわからないってことでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初はつまらないなと思っていたが、後半になるとだんだん面白くなってきた。
-
非現実の塊。一番非現実なキャラクターは真幌さんの旦那様です。どこにいるんですかそんな包容力の塊メンズ!
-
期待していなかったんですが!面白かったです!
女のひとこええよ!優しくてかわいいのはうちの
嫁だけだなあ!えと、あ、これは白い錠剤です。 -
産業カウンセラーとして、ヒーリングスタジオなども運営する、友部真幌。
新たにスタッフに加えた島岡芽衣は、頭もよく、美人で性格も良かった。
おかげで、売り上げも伸び、好調だったのだが、
次第に、スタッフたちの間がギクシャクして、何か不穏な空気が漂い始める。
そして、真幌は、予想もしなかった恐るべき事実を知ることとなる!
これは「病い」と呼ぶべきか。。。
ステキな女性と思っていたら。。。
恐ろしい心のゆがみを持っていた。。。
スタッフ芽衣の行動に、ドキドキ。。。
スリルたっぷりの物語でした。 -
安定の女の怖さ。
最期まで怖い女じゃないのが感情がある人間なんだなぁと思う。
2017.05.05読了
さえずる舌は芽衣だけじゃなく、沢崎にも当てはまるのかと再読で知る。
2020.12.06再読 -
感想はブログに書いてます。
http://osimai.seesaa.net/article/444413666.html -
芽衣vs沢崎の話しだったらもっと面白かったかも
-
産業カウンセラーとして独立し、順調に事業を拡大している真幌は、セミナーの受講生だった芽衣と再会する。
芽衣の不思議な魅力と商才に惹かれ、経営するヒーリングスタジオのスタッフとして雇い入れる。
美しく機転が利き、非の打ち所がない芽衣だったが、やがて彼女が無数の嘘をつき、人間関係を壊す精神病質者であることに気づく。
芽衣の引き起こす不穏な出来事を描いた中盤までは良かったのだが、途中から芽衣の視点も入り出したところで急に恐さが無くなった。
つかみどころのある奇妙さ、不快さに程度が落ちてしまった上に、芽衣が真幌に対して起こす行動も、悪い予感を遥かに下回るささいなこと。
途中までは貴志祐介の『黒い家』と通ずるようなほの暗さを感じていたのに、あれ、急に昼ドラチック?
徹底的に芽衣を人間味のない悪役に仕立て上げればいいのに、つまらないヘマを犯す上に、小物の対応で精神病質の部分が薄らいでしまった。
結局芽衣を追い込んだのは真幌ではないのではないか、という違和感が拭えない。
厚さの割に展開が乏しく、カウンセラーの仕事や精神病の話など説明的な内容が多かったため冗長さだけが残ってしまった。
決してつまらないわけではないのだが、なんか惜しいなあ、という印象である。
http://www.horizon-t.net/?p=1631