ヨコハマ B-side (光文社文庫 か 52-1)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 202
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749941

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    中身は短編集のような形式で、短い物語がいくつも描かれています。ただし、全ての物語の舞台は横浜で、時間軸も同じ。そして、徐々に各物語がリンクしていくのが、楽しいポイントです。
    するっと読めてしまいます。
    長い物語を読むのが苦手な人には良いと思います。

  • 街頭ティッシュ配り、カラオケボックスの店員、見習い美容師、屋台のサンドイッチ屋にお笑い芸人の卵…横浜駅西口繁華街・ビブレ前広場には、さまざまな人が行き交い、出会う。
    ささいなトラブルは起きても、刺激的で熱気に溢れた空間として愛されている。
    近頃、“住人”たちが夢中なのは「パニッシャー」と呼ばれるプチ・テロリストの噂。
    さらに、広場での日常の根本を揺るがす大問題が勃発した…。
    自分たちの居場所を守るため、若者たちが立ち上がる。
    とびきりクールでちょっぴりトホホな若者たちが突っ走る…いまが“旬”の青春群像ミステリー。

  • 横浜駅西口のビブレ前広場に集う若者達を描いた連作短編。

  • 地元横浜の作品だー!っと思って買いました。ビブレ前はよく知っている場所だからそこが舞台になってるのは嬉しかったけど、細かい周辺の地理の描写がたくさんあればもっと共感できたのになー

  • 「インディゴの夜」を読んだときほどのインパクトは
    なかったが、楽しめる作品。

  • 題名から地元が舞台なんだろうと思い購読しました。

    ですが、残念ながら横浜を良く知らない人が、適当に横浜をイメージして書いた感じが否めませんでした。

  • 短編集の体裁だけど、それぞれの話が絡み合っている部分もある。
    個人的に、横浜には月一回お世話になっているので、知っている地名が出てきただけでも「おーっ、あそこか!」ってなりました(笑)
    本当にこんな奴いるのかよ!と思うけど、いそうだな、という気になるのは不思議な感じ。登場人物は、若い人がほとんど。その分、20代の人にとっては、登場人物を少なからず身近に感じるかも。
    後輩に「インディゴの夜」を激プッシュされたので、読もうと思います(笑)

  • カバーイラストは、ワカマツカオリさん☆

    横浜駅西口ビブレ前広場、
    ティッシュくばりのチハルと山田(ダサイw)の
    トラブルシューティングもの、かと、思いきや、
    広場を中心とした連作短編集です。

    共通して出てくるのは、パニッシャー。
    さて、パニッシャーの正体は?

    インディゴの夜も、モップガールも好きなわたしは、迷わず買いました。

    それにしても、
    2話目に出てきたONO-ONOのハンバーガー、
    おいしそうすぎて食べたすぎるwww

  • 読み終わった後のこの興奮と満足感を、忘れないうちに書き留めたいと思います。

    わたしは、横浜のことは何も知りません。
    しかし、描写されていることから、容易にわたしなりの横浜を作り上げることが出来ます。
    そして、"わたしなりの横浜"で様々な登場人物達が主人公になったり脇役になったりと、忙しなく生き生きと動き回ります。
    だから、内輪ネタ(電車の話とか)も嫌ではありませんでした。
    また、若者なりの苦悩やその苦悩に立ち向かっていく姿にも共感でき、自分も頑張ろう!という気持ちになれました。
    悩める若者にこそ、この小説はぴったりだと思います。

  • お得意のつながる短編系。
    話はいつも通り読みやすいが、物足りない。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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