鹿と少年(下) (光文社古典新訳文庫)

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制作 : 土屋京子 
  • 光文社 (2008年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751548

鹿と少年(下) (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 児童書のほうを読まなかったのは
    ある意味よかったな、と思います。

    あまり読まれないのは
    タイトルが違うため。
    それと展開も違うことも
    加えておかなければなりません。

    自然は、思いどおりにいく代物ではありません。
    時として、牙を人に向きます。
    それがたとえ「意のままに扱える」
    と思っていたものですら。

    フラッグとの悲しい別れは
    必然だったでしょう。
    生活がかかっているのです。
    きれいごとでは済まされないのです。
    そう、そうなった場合は「終焉」を意味するわけで。

    おとなになること、
    それは純粋な心をときに捨てること。

  • まさかの結末。
    実は世界名作劇場とかやっていながらも結末を知らず、これには辛かった。
    自然の辛さを知り、少年はそして、成長していく。
    過酷さが人を育てていくのかもしれない。
    にしても、最後がこれじゃない方が良いな。

  • ついにこの物語を知っている人なら
    おのずと知っているであろう結末が訪れる。

    光文社から出ているこの本は
    恐らく原著にもっとも忠実な訳のはずで、
    読んでみると色々な事情が分かる。
    どうやらこの小説は本来児童文学では無く、
    映画版はかなり美化されていたようだ。

    バクスター家が美男美女になっただけでなく、
    自然の厳しさも人間関係のドロドロも
    この本ではより過酷に描かれており、
    さらに社会的な暗い部分も含んでいるらしい。

    それでもこの話が「生きる」ということを
    冷徹なまでにリアルに描いている事は
    どの訳も共通していると言って良いだろう。

    大恐慌の最中であり、戦争が始まる直前、
    戦勝国のアメリカでベストセラーになった本であり、
    今読む価値は存分にあるはず。

  • 大嵐。自然との戦い。大熊スルーフットとの死闘。オリヴァー家、フォレスター家との決別。仔鹿フラッグの成長と決別。家出。飢えを知ること。「人生はすばらしいが、ぶちのめされる」ものであるということ。生きていくことの厳しさ、辛さと、生命力と意味。
    名作。

  • ラストが印象に残ります。
    少年が結構けろっとしているところに疑問が少なからずありますが^^;

    あとがきがおもしろいですよね。
    他の本ではあまり見られませんが、”なまりのある英語”を訳者さんが解説してくれています。

    お勧めですよ~

  • 090115

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厳しい自然と闘う父ペニーの姿を見て、ジョディは少しずつ成長していった。だが、あるときフラッグが問題を起こしてしまう。一家の作物を食い荒らし、生活を危機に追い込んだのだ。ペニーは、ある決断をジョディに迫る…。生きることの厳しさを描いたピュリッツァー賞受賞作。

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