- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334752460
作品紹介・あらすじ
時空を超える"タイムマシン"を発明したタイム・トラヴェラーは、80万年後の世界へ飛ぶ。そこは、地上に住む華奢で穏やかなイーロイ人と、地底をねぐらにする獰猛なモーロック人という2種族による原始的な階級社会だった…。SFの不朽の名作を、巽孝之氏の解説で読み解く。
感想・レビュー・書評
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まぁまぁまぁ、こんなもんよね
ウェルズの凄さは草分けなのにとんでもなく独創的ってところにあるわけだから
まぁ、こんなもんよね
しかし、新訳でこの読みづらさって、原文はきっと恐ろしく読みづらいんだろうなって思いました
英語圏の人に聞いてみたい
まぁ、SFの父とも言われるウェルズですからね
色んな研究とか考察もされてるわけですよね
そのへんのところも巻末にめちゃくちゃ載ってるんですが…考え過ぎじゃん?って思っちゃいましたw
意外に本人そんなに色々考えて書いてないんちゃう?なんて
わからんけど
あ、あと80万年後て!と思いました
よりによって80万年後て!
そこの感覚はすげーなと思いました
やるなHG(違うひとだと思われる!)
わいは80万年後人類絶滅してそうな気すっけどね
それにしても、最近SF多いなぁ
次は一Qさんの本棚からチョイス! -
SFの古典名作を光文社の新訳で。光文社の古典新訳文庫は翻訳が平易で読みやすいのでさらっと読めた。タイムマシンものの魁。他の翻訳でも味わいたいところ。
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タイムトラベラーが目撃した未来はディストピアであった。
後世の作品に多大な影響を与えたSFの金字塔。 -
SFの古典。ウェルズの代表作。これを100年以上前に考え出したウェルズの凄さがわかる。
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タイムトラベルSFの始祖、の新訳版。今やエンターテイメントになくてはならないジャンルになったとすらいえる、時間移動もの。その源流はセンス・オブ・ワンダーと人類社会の行く末を見つめる慧眼を感じさせるものだった。
80万年後の世界では、富裕層と貧困層との格差社会が広がったはてに、ヒトとしての種族そのものが分化してしまっていた。そこで語られるのは資本主義への痛烈な批判だ。「持つ者」と「持たざる者」との対立、この小説の発表から100年以上たった今もこの構造は変わらない。
昨今の作品に比べればはるかにシンプルながら、人類の終焉について思わず考えてしまう迫力はさすが。80万年後も読みつがれていてほしい名作。 -
80万年後の地球にいた地上人と地下人。
暗に、今の世の中の問題意識を提示しているかのようだ。
人間は動物を家畜化し、
多くの場合(キリスト教など)霊魂は人間以外の下級動物には存在しないとしてきた。人間至上主義だ。
快適さを求める人間の末路は?
なさそうでありそうな未来の物語。
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溌剌とした冒険譚だと思っていたら、意外にえぐかった。80万年っていうスパンの大きさや登場人物の少なさがどこかの説話みたいで、ジャンルの祖としての汎用性を感じた。
ま、いつものことか…w
なんかもう『横浜駅SF』はもういいか...
ま、いつものことか…w
なんかもう『横浜駅SF』はもういいかなって気になってきましたw
誰か『崎陽軒SF』書いてくれ