存在と時間 1 (古典新訳文庫)

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334753177

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  • 現存在 Dazein
    人間としなかったのは人間というと、人間は動物であるとか意志のある生き物であるなど偏見を持つのであえて専門用語を用いている

    責任とは
    存在とは何か
    さまざまなな分野で問われる

    自己自身とは何か

    本来性   自分自身として 自分自身の意思で
    非本来生  世間の尺度に従って第三者視点

    ハイデガーは現存在をありのままの姿で理解する
    人間が置かれている日常を抜きに考えることはできない

  • 非常に難解だが、おさえておくべき本だと感じた。

    正直、よくわからないので、もやっとした感想になる。
    ハイデガーが問うているのは、現存在とはなにか、ということのようだ。
    現存在とは我々人間のことだ。ギリシア時代の哲学者たち。ソクラテス・プラトン・アリストテレスはこの現存在について考えていたようだが、時代が流れるにつれて忘却、もしくは自明のものとされてしまい、形骸化していた。デカルトとカントはこの問題を取り上げていたようだが、詰めが甘かったようだ。

    問うことは探し求めることであるから、探し求められるものの方からあらかじめ導かれている必要がある。

    32ページ
    この表現はおもしろい。
    なぜハイデガーがこの問題を再び取り上げたのかはわからない。上記のようにハイデガーもまた導かれていたのかもしれない。
    とにかく、ハイデガーはふたたびこの問題を取り上げるにあたって、状況を整理する。一つの問いのために、さらにたくさんの問いが派生していく。この感覚がおもしろい。ようするに、自明とされているものを明らかにするためには、その前提条件も整理しなくてはならないということなのだろう。

    わからないわからないと言いながらも哲学を読むのは、自分がようやく、哲学というものに、(理解はできないのだが)興味を持つことができるようになってきたということではあるのだろう。
    哲学者と呼ばれる人々が世界を分解し、彼らの視点で解説する。彼らも人間であるから、他の人と違うことをやらなければ評価されないので、がんばって新しい解釈をつけくわえようとしている場合もあるのだろうが、それでも、いわゆる古典と呼ばれるものには、時代の流れを生き残っただけの価値があると思う。
    世界を独創的な視点で分解してみせる、という点に哲学の面白さがある。自分にとっては、このオリジナリティという点が哲学を読み続ける理由なのだと思う。

  • NHK100分de名著:4月の名著
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    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99783731

  • 評価は全巻読み終えてから。

  • 序章だけなのに圧巻の深さ。そして圧巻の解説。わかりやすい

  • 2015年9月9日、HMVで購入。2017年9月10日、拾い読みではなく、原文と対照しながら真面目に読み始める。結構意訳を施して読みやすくしているところがある。

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