- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334753559
感想・レビュー・書評
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難しかった
でも孤独を肯定してくれてうれしかった -
真の自分になるために己の道を歩く
試行錯誤して己の道を行くことが人生
でも真の自分になれた人はいない
人類皆兄弟だから分かち合うことはできる、でも自分を解き明かせるのは自分しかいない
序章のこの考えが面白くて何度も読み返したくなる
アブラクサスやカインとアベルの話で宗教を学ぶことの面白さを見出した
うまく言語化できないけど、この本で苦境を乗り越えるヒントのようなものを掴んだ気がした
ニーチェやユングの心理学も併せて読んでみようと思う
世界を卵に例えて雛が殻を突き破ると言う表現が少女革命ウテナにもあったような気がしてこのアニメももう一回見直したいなと思いました -
ある少年の幼少期から青年期までの魂の軌跡、遍歴を綴った本…ということになるんだろうが、あまり自分にはヒットしなかった。ユングやニーチェの影響が多く見られる。ある悩みや激動の最中にいる人には刺さるだろう。
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これは自己実現の過程を赤裸々に語った貴重な物語。ユングの心理学について知っていればかなり面白いと思う。
全て物語としても読めるけど、無意識の領域やアニマ、グレートマザー、影とかそういうものと登場人物を読み替えていく楽しさ…村上春樹も凄いと思ったけど、こんな風に無意識そのものをテーマに自己との対決から逃れず書き切ったのはすごすぎる。
ヘッセ自身の名前で最初は出さなかったのも頷ける、相当恥ずかしかったと思う…内容がどうあれ、自分の内面世界をここまでさらけ出すのは身を削ってると思う。ほんとにすごい。 -
これ!といった、この本から読み取るべきものを理解しきれなかった。移動中にわりと急ぎ目に読んだからだろうか。何度も読み返し、その時々で感じることを大事にするのがいい本なのかもしれない。
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元々燻っていたシンクレアの内面がデミアンと出会うことで触発されて成長し、変化していく。
級友に陶酔していた(今もしているかもしれない)自分とシンクレアが重なった。
そして大衆に流されず、孤独になることが多くても自分の運命を探す強さは心に留めるべきものかもしれない。
あと聖書や哲学にに精通しているとさらに面白く感じるのかなと思った。
ただ、率直に難しい。理解出来なかった部分が多数ある。それが悔しいなと思った。 -
自分の魂と繋がり生きることが大切、しかしそれにはさまざまな苦難が待ち受ける、それでもそうやって生きていくしかない。
少年愛っぽいシーンもありますが。
この訳はとても読みやすかった。