リヴァイアサン2 (光文社古典新訳文庫 Cホ 1-2)

  • 光文社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334753719

感想・レビュー・書評

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  • 君主が絶対的な主権を持つべきという主張をベースに、国家がどうあるべきかを演繹的に導いていきます。徹底してロジカルなので、まあそうなるよね、という当然の論理展開であまり面白みがない。そのうえ法律や宗教などの固い話が多かった。

    君主が自然法を守って国民の平和を守ることが大前提なのに、その根拠が薄いです。そのせいでその先の演繹が不安定になっているのは、一巻でホッブズ自身が注意していることのブーメランではないか。

    君主への要求が高すぎて、プラトンの哲人皇帝のような非現実的な主張になっているかもしれない。最後にホッブズがそう自戒しているのが面白い。

  • イスラエルやイギリスのことについても触れられていて、今日の情勢のことを思うと予見の書のようにも読める。

  • 2021.9.3

    時折非常に読み難く感じるのは理解力に乏しいからか?
    ひとまず「万人の万人に対する闘争」の不安から避難するために主権者に本来持っている権利を()に入れて明け渡し、政府を作って日々の安寧を手に入れるべき。と理解した。

  • [出典]
    狂気の読み屋 都甲幸治

    [備考]
    リヴァイアサン ホッブズ → 贈与論 マルセル・モース

  • それなりに面白いけれど、これも土台にした上で書かれたこれより後の古典を読めば十分かな。

  • リヴァイアサン1に引き続き、1で構築した人間はほっておくと悪さをするというロジックの上に、
    より具体的な国家のあり方、法について説かれている。

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