神戸殺人事件 (光文社文庫 う 1-66 浅見光彦×日本列島縦断シリーズ)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763480

感想・レビュー・書評

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    人には言えない秘密の一つや二つ
    あると思うけれど
    なんだか悲しい話だった。
    一方的な殺意で殺されたり
    執事のやり方だったり
    家を、秘密を守るのは命がけなのかな。
    浅見さんは流されてそうで
    真実に辿り着いていて頭のいい人、ちょっと怖い人。

  • 「赤い寺白い犬」神戸・三宮で浅見光彦がヤクザから救った女は、謎の紙片を残して姿を消した。現場に居合わせた元船長・松村は、翌日港で死体となって発見される。何者かの陰謀により、浅見光彦に殺人容疑がかかるが…。同じ頃、芦屋の海運会社社長宅・小野田家を訪れた画廊社員の死体が呑吐ダムに浮かんだ。消えた女との接点を追って、浅見光彦は小野田家の孫娘・亜希とともに恐るべき事件に挑む。

  • 【神戸殺人事件】 内田康夫さん

    源平合戦で有名な鵯越の伝説を現在の地図を広げ読み解くと大きな矛盾に行き着く。
    「鵯越」を駆け下りて「一の谷」を急襲しようにも、両地はあまりにも離れているのだ。
    その、鵯越の矛盾の謎を解き明かしたという松村に取材すべく浅見光彦は神戸の地に降り立った。
    松村はかつては外国航路の船長を務めていたが、五十七歳で引退し鵯越の謎を解明すべく
    数年をかけて鵯越周辺の山野を探りまわり、謎の解明に到ったのだった。
    彼と意気投合した光彦は取材の後、神戸の街を案内される。
    夕食をともにした後、繁華街に出た彼らはヤクザ者に追われる貴婦人に助けを求められる。
    光彦の機転でヤクザ者からは助けられた女は「赤い寺、白い犬」と書かれた紙片を残し姿を消した。
    翌日、光彦に警察から連絡が入る。松村が殺されたというのだ。そしてあろうことか光彦が犯人と疑われている。
    光彦は昨夜の松村の言動から、例の貴婦人が松村の知人である可能性が高いと判断した光彦は貴婦人を探しだす。
    彼女は海運会社社長の嫁であった。何故、彼女はあの時突然逃げ出したのか?松村は何故殺されたのか?
    芦屋きっての名門である小野田家の命運が光彦の手に委ねられる。



    物語の舞台となる神戸三宮は祖母の住んでいた土地。しかも新神戸駅の南東方面に位置する
    熊内町はそのまま祖母の住所に当たる。物語の風景がイメージではなく現実的なビジュアルとして
    頭に描くことが出来、またいつもと違った面白さがありました。

     

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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