予兆 鬼役(十九) (光文社文庫 さ 26-24 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
3.56
  • (3)
  • (4)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 65
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334773595

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 旧知の奥医師、井垣玄沢が御戯れの上濡れ衣を着せられた上に切腹
    これはさすがに怒り心頭の蔵人介なんだけど
    新たな敵?がうようよと…そして異国船が鯨と衝突し
    阿片の密輸が関わっているのでさぁ大変という感じ。
    益々面白くなってきた。鬼役最高

  • ん〜
    今回の作品はちょっと納得感が少ないかな
    みんな死んでしまった

  • 又もや、蔵人介の周りにいる、人のいい人達が、被害に、、、、

    家慶の「主人設け」という、酒量を競う事を重視した催しが、開かれることになり、蔵人介も世話になった奥医者井垣玄沢が、その余興の「隠れ坊主」の人身御供に選ばれる。
    そして、城門の壁の落首を書いたとされた玄沢は、切腹と、、、
    冤罪のを晴らすために動いた蔵人介、、、、
    1人を成敗したのだが、、、甲賀5人の剣豪たちに命を狙われることに、、、、

    最初の家斉の余興の鯨の話から、、、打ち上げられた鯨、阿芙蓉の話へと続く。

    志乃の「眉間尺」という絵についての故事も、興味ある話であった。

    しかし、助かったと、思った柳舜らとおらくの死は壮絶である。
    海への散骨に蔵人介たちは、いくのだが、、、、逃した首謀格の犬丸大善を逃してしまっているので、、、、20巻も読まなくては、気が済めなくなってしまった。

  • 2016年9月光文社文庫刊。書下ろし。シリーズ19作め。斎藤弥九郎直伝の秘技月陰を使う蔵人介が良い。巻末の鬼役メモの絵が大きくなっていて、楽しい。

  • 徳川宗家も一枚岩では続かない。

  • 第十九弾
    知己の奥医師が濡れ衣を着せられ、庶民の為の医療に立ち返ろうとしたとき、無残にも斬首、
    影に蠢く悪とは知らず、一味の一人を倒したことから、前に立ち塞がる。「甲賀五人之者」とその首領
    他に倒れた者たちの為に新たな決意へ!
    実際文庫本で続き物は年を取るとシンドイ、よっぽど面白ければ別だが

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂岡真の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×