私刑 (光文社文庫 か 56-3)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775254

感想・レビュー・書評

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  • テーマは良かったけど、最後がグダグダで残念。

    犯罪者に対する軽の軽さにビックリすることが多い。
    復讐心を持ちながらずっと生きていく被害者家族の事をもっと汲んであげるべきじゃないかなぁ。

    そしてマスコミの在り方を取り上げている点も良かった。

  • 単純なエンタメ小説かと思ったが、なかなか濃い内容だった。

  • ん~…
    少し想像した内容とは違いました。

  • 川中大樹『私刑』光文社文庫。

    文庫化されたので再読。

    前科者を狙った連続猟奇殺人事件を巡る警察ミステリー。最後の最後まで予断を許さぬ展開。途中で犯人の正体が見えて来るものの、リーダビリティは高い。

    辻堂で発見された女性の変死体。下着姿で椅子に拘束された上に全身を切り刻まれるという猟奇的な犯行。被害者の女性には、かつて暴走族に所属し、敵対する少女を刃物により殺害していた過去があった。事件を追うのは、神奈川県警の女性刑事・佐倉真理子と真理子の幼馴染みで報道キャスターの水瀬智世の二人の女性だった。

    日本ミステリー大賞受賞の『茉莉花』はヤクザが主人公のハードボイルドであったが、第二作の『ラストボール』は、元高校球児のスポーツライターを主人公にしたスポーツ・ミステリーだった。本作もまた期待通り、最後の最後まで読ませてくれた。そんな物語の舞台設定とストーリーの面白さに、今後の著者の活躍が非常に楽しみになる。

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