無罪 (光文社文庫 ふ 5-46)

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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334776343

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  • 刑法39条「心神耗弱者の行為は、その圭を減軽する」がテーマのお話。息子をシンナー中毒者に殺された男。わが子を殺めた母親。残された家族の在り方、生き方、感情を描くミステリー。
    実際に当事者になっていないので、本当の関係者の心理は想像するしかないが、意味もなく家族の命を奪われれば、自分のその後の人生も自棄になるだろうし、かといって、「復讐」ばかりを念頭に置いてそれを生きがいにする生き方もなんだか違うように感じた。難しい問題だと思った。

  • 困った嫁や…
    1/5/25

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著者プロフィール

1943年東京都生まれ。東京大学理学部卒。82年『ハーメルンの笛を聴け』で第28回江戸川乱歩賞候補。85年『殺人ウイルスを追え』で第3回サントリーミステリー大賞佳作。〈壮&美緒シリーズ〉に代表されるトラベルミステリー、『自白の風景』『黙秘』『審判』『目撃』『無罪』などの法廷ミステリー、『「法隆寺の謎」殺人事件』『人麻呂の悲劇』などの歴史ミステリーにも定評がある。

「2023年 『殺人者 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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