冷たい手 (光文社文庫 み 34-3)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 519
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334778200

感想・レビュー・書評

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  • 何か訳ありな女性が主人公
    過去になにかあってそれをずっと引きずっている感じ
    それがしばらく明らかにならずモヤモヤ
    でもなにかしら見えないものがありずっとモヤモヤしながら先を追いかけた感じでした
    楽しめました

  • 2020.12.31.読了。 星2.5
    犯人は予想外ではあったが、なんというか、急に出てきた感じ。なので、予想外ではあるが驚きも読み切れなかった悔しさもあまりない。
    作品全体に暗く。読みづらさを感じる人も多いのでは?
    最後の最後で救われる兆しがあるので良かったが。

    後半の細川さんの「不幸自慢をやめろって言ってるの!」という発言。個人的には作品全体に言いたくなるなぁと思いました。

  • この作者のミステリー作品は初めてでしたが、新聞の書評で気になって読んでみました。
    本作は、過去にいわくつきの事件に巻き込まれた主人公とその友人を中心に展開されていきます。2人の関係が何なのか?謎でしたが、物語の途中で明らかになり、そのいわくつきの事件がきっかけで、20年の時を越えて新たな連続殺人事件が発生し、その真犯人は誰か?という展開です。
    最後まで読むと突飛な展開はなく、辻褄的に合っている展開で納得感のあるストーリーでした。
    別の作品も読んでみようと思います!

  • テーマが重い割にラストのやっつけ感の文章力と構成に落胆です、正直「…え?」という感じ。
    事件の核心を担っている人物を散々ひっぱっておいてあの描き方かー。
    自分はこの作者初めて読んだのですが、次回はもう無いです。

  • んーどうだろ?どうなっていくんだろ?と思っていたら…え?その人?えぇ?その人も?みたいに驚きの連続。
    関係者があまりにも近くにいすぎて、いくらなんでもできすぎのような気がするなぁとは思ったけど、作者のミスリードにまんまと引っかかるのは気持ち良かった。

    朱里でも典子でも刑事でも、もう少し誰かに入れ込んで読めてたらもっと楽しかったかもなぁ。

  • 初めての作家さんでしたが、スラスラと読みやすくさらっと終わりましたが、内容はそこまでさらっとは終わらず…
    20年前に何があったのかめっちゃ気になりつつ、結婚するなどおめでたいのに喜べないなど、なになに⁉めっちゃ気になってしまった。

    人の勘違いで恐ろしくなるものですね。
    なんか悲しいです…

  • 主人公:朱里が巻き込まれた過去の事件がどういった事件なのかは中盤で明らかになり、後半は過去と現在のリンクを探していく展開
    ストーリー展開から容易に犯人候補は絞られるが、個人的には最後に一捻りあったのは良かった。
    水生作品を読んだのは2作目であるが、読みやすい展開の中で一捻りあるので非常に興味がそそられる作家である。
    表現される内容はイヤミス要素満載であるが、あまり強引な展開に持っていっていないのも個人的には好感が持てる


  • この人怪しいなーって思ったらやっぱりというパターンだったが、面白かった

  • 中盤までは謎だらけで進んでイライラさせられるけど結局はその謎を知りたいという欲求でぐいぐいと読了。一気に読まないと登場する人物の関係性を忘れてしまい戻ったり。主人公である朱里があまり魅力的でないこともあり寄り添えない。どちらかというと刑事の真沢憲吾に好感がもてる。警察小説ではないからその人柄とかも深く掘り下げてないから中途半端になってしまうのか。
    意外な犯人とその動機等がわかっていくとそういうことね、とじわじわくる。

  • 記録

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著者プロフィール

三重県生まれ。2009年、島田荘司氏選考の第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞した『少女たちの羅針盤』でデビュー。14年「五度目の春のヒヨコ」が第67回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。20年『ランチ探偵』『ランチ探偵 容疑者のレシピ』が「ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~」のタイトルでTVドラマ化。ほかに「社労士のヒナコ」シリーズ、『冷たい手』など著書多数。

「2022年 『ランチ探偵 彼女は謎に恋をする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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