公方: 鬼役(二十七) (光文社文庫 さ 26-37 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779009

感想・レビュー・書評

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  • 将軍の毒味役である御膳奉行・矢背蔵人介には、幕臣随一といわれる田宮流抜刀術の達人であり、幕臣の不正を断つ暗殺役という裏の顔がある。

    【野分去り】
    養母・志乃さんのお弟子・琴の夫・誠之進の敵討ち。
    【臑刈り継左衛門】
    用人・串部の同郷(郡上八幡)の友・有村の敵討ち。
    【人参騒動】
    如心尼(じょしんに)の元お女中およしの敵討ち(?)と将軍家慶の一言による騒動。

    字の大きい本を読んでいるとほっとする。
    次作を楽しみにしています。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    公方 ー 鬼役シリーズの27作目
    2019.08発行。字の大きさは…中。2019.10.09読了。★★★☆☆
    野分去り、臑刈り継左衛門、人参騒動、の短編3話。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    2022.09.11修正

    • hisakareiさん
      やまさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃるように、僕も、次が楽しみです。
      やまさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃるように、僕も、次が楽しみです。
      2019/11/11
  • 鬼役27巻目。
    串部の過去を少し垣間見たような話だった
    めっちゃいい奴じゃないか!と本を読みながら感情移入
    公方様(家慶)に最後くぎを刺すというか
    蔵人介が半ば橘の亡霊として、やんわりではなく
    結構きっぱり忠告するの最後の最後でスカッと爽快。
    なんだかんだで宿敵がいなくなった分
    平和っちゃ平和なんだけど…何か今後あるのかしらと勝手に期待している
    鬼役やっと最新刊まで追いついた~
    続編が待ち遠しい

    • やまさん
      gocciさん
      おはようございます。
      いいね!有難うございます。
      わたしも、鬼役の新刊が待ち遠しいです。
      やま
      gocciさん
      おはようございます。
      いいね!有難うございます。
      わたしも、鬼役の新刊が待ち遠しいです。
      やま
      2019/11/28
    • gocciさん
      やまさん
      こんにちは!やっとコメントの書き方が分かりましたw
      鬼役面白いですよね~新しいのが早く出ないか楽しみです!!
      やまさん
      こんにちは!やっとコメントの書き方が分かりましたw
      鬼役面白いですよね~新しいのが早く出ないか楽しみです!!
      2019/12/02
  • 家慶って、評判悪いよね。

  • 2019年8月光文社時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ27作目。3つの連作短編。橘なきあとの暗殺御用に問題があると思っていたところ、今回は、そこが、公方を絡めて語られた。タイムリーだ。ネジの巻きなおしというところか。次巻が楽しみ。

    • やまさん
      hisakareiさん、こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      hisakareiさん、こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      2019/11/03
  • 橘が自害して、大分状況が変わってきた
    今後どのような展開になるか楽しみだ

  • 第二七弾
    志乃の弟子の夫が無残な死、背後の幕臣と商人を
    用人串部の濡れ衣を、背後には旧友と悲しい過去
    公方の何気ない一言から野望を膨らます者、鳥居と金四郎の確執が

  • 3話からなる。
    「野分去り」昔も、土地問題、不動産に関わる賄賂・汚職問題に書類改ざん・・・
    『土一升金のぢみょうけ一升』、、、日除け地に拝借願いを提出し、又貸しをしてしまう。
    法の網をを潜り抜けて、金儲けの亡者が、罪のない者を陥れる。
    誠之進の悩みを聞いた蔵人介が助言し、彼が、妻へ託した感謝の気持ちの手紙が、悲しみを誘う。

    「臑刈り継左衛門」蔵人介の下で10年も仕えている串部の臑刈りの辻斬りの疑いに、奔走する。
    串部の過去の話も・・・
    遠山の金四郎の言葉も避け、鳥居甲斐守と、目付部屋での2人だけの会談。
    お家断絶の境目なのに、蔵人介は、鳥居の高圧的態度と言葉を蔵人介は、「鳥居様、貴殿のお命は掌中にござる」!!!
    何とも、胸のすく言葉!
    反対に、蔵人介の上位の立場へと逆転していた。
    不肖の息子の大名家たちへの成敗。
    しかし、亡くなった者たちは、生き返らないことが、無念である。

    「人参騒動」朝鮮人参の贋物をさばく悪者たち、、、何処まで、黒幕がいるのか?
    蔵人介も串部も、、、2人で、戦うのは、、、、百姓小屋での戦い。
    そして、橘の後継者の狙いは・・・
    家慶へ、楓の間へ導き、橘の亡霊となって、換言するのは・・・・勿論蔵人介である。
    家慶は、自分の言葉を、もっと重要な意味を持つことに、確信して欲しいと、蔵人介は願っているだろう。

    次の巻が待ち遠しい。

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著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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