ちびねこ亭の思い出ごはん 黒猫と初恋サンドイッチ (光文社文庫 た 37-7)
- 光文社 (2020年4月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334790059
感想・レビュー・書評
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新進俳優として注目されていた兄が、自分をかばい交通事故で亡くなった。やり場のない悲しみと後悔を抱える琴子は、死者に再会できるという千葉の内房にある食堂へと向かう。その店で故人との思い出の料理を食べると、ありえない現象が起こるというのだ。半信半疑で訪れた彼女を包んだ温かな奇跡とは?感動の涙をおさえきれない切なくて優しい連作短編集。
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希望を持てるお話だなぁ。
穏やかな気持ちになれる。
「黒猫と初恋サンドイッチ」の泰示と文香の気持ちがよくわかって、微笑ましい。初々しくて、なんだかいいな。もう一度、泰示が文香に会えて良かったなって心から思えた。
そして、櫂が「ちびねこ亭」を続けることになって良かったと、こちらも心からそう思った。 -
ある食堂で亡くなった人との思い出ごはん、陰膳を食べるとその人に会うことができるーー。
兄妹の話、初恋の話、夫婦の話、親子の話…どれも悲しくけれども温かく包まれるようなお話でした。その中でも夫婦の愛が凄く、涙。
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ホットチョコを読んで、サンドウィッチの橋本と文香とどうしようもなく読みたくて再読する。あの一回の2人だけの時間が最後だから、死ぬ事を覚悟してたとはいえ それはキツイ。思い出ご飯で会えて想いも伝えて 良かったんだが、橋本も自分責めたんだろうな、文香も念願の学校だって、でもやっぱキツイって、これからの橋本に力を与える思い出ご飯だけど。七海さんも出ていて初版からずーっと素敵だな。カイも会えたしというか信じていないのカイ カイだけに
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ちびねこ亭大好きです!
涙なくしては読めません… -
故人との思い出の料理を食べると、料理が冷めるまでの間だけ再会することができるという不思議なお店「ちびねこ亭」の連作短編集。
とても感動するお話ばかりでした❁⃘*.゚
出てくる料理のレシピも載っているので、作ってみたくなりました!
続編も読み進めたいと思います(*´꒳`*) -
亡くなってしまった大切な人と再び会える店。
登場人物の思い出と、相手に対する想いが溢れる綺麗な連作短編集。
作者の表現する、人が悲しみに涙をこらえる描写や、これから先に希望を見出だすシーン等に久々に目頭が熱くなりました。
図書館で借りて読みましたが、とても気に入ったので本屋さんで購入します! -
初恋サンドイッチのお話が1番泣けました。
みんな幸せになってほしい。