死の花の咲く家 昭和ミステリールネサンス (光文社文庫 に 3-4 昭和ミステリールネサンス)
- 光文社 (2020年4月14日発売)
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感想 : 7件
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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334790066
感想・レビュー・書評
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少し昔の雰囲気が楽しめて、元気な仁木悦子に会えて、そのうえ「これはSFじゃん!」な作品も登場して、満足。
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昭和の匂いが色濃い、一人称の上手い小説。
ミステリーと思って読むとSF、昭和の時代の未来感なので古い新しさという不思議な印象を受ける。
好きなのはねむい季節、それと穴。
この作者は観察が細かいようで読むのが嫌にならない。穴が特に言えるけれどある部分は細かく、ある部分はほとんど見えていない。子供らしく感じる観察眼の書き方がうまくて好き。 -
良質な短編集。良いミステリは時代を超えるのだとしみじみ思う。
裏表紙に"爽やかな読後感"とあるのに、冒頭に収録の『金ぴかの鹿』の後味が悪すぎで笑う。
『ねむい季節』は空飛ぶ車、牛乳でてくる蛇口、高性能ヒューマノイド等々未来感満載なのに、文書はワープロで作ってたり、監視カメラの録画映像はマイクロフィルムに記録されていて暗室で現像しないと見れなかったり、1960年代の未来感が面白い。
解説もよいし、表紙に猫がいる。でも話に猫は出てこない。 -
2020年5月18日購入。
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