祗園会 (新・吉原裏同心抄(四))

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334791629

感想・レビュー・書評

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  • 吉原裏同心シリーズの35作目
    祇園会 ー 新・吉原裏同心抄シリーズの4作目 
    2021.03発行。字の大きさは…中。

    吉原裏同心・神守幹次郎と人気絶頂を極めた元花魁の薄墨太夫・加門麻は、今後百年の吉原の大計を学んで戻ってくるために京・祇園にて1年間の修業を行っています。
    京祇園と江戸吉原の二元中継で物語が書かれています。

    幹次郎は、京祇園での修業が半年を過ぎた頃、江戸吉原では、吉原会所七代目頭取四郎兵衛が殺されて大門に吊るされる。この知らせを聞いた幹次郎は、麻を一人残し江戸へ向かう。
    麻の「義兄はうちを残して江戸に帰らはったんや」の一言が胸に沁みます。

    【読後】
    この物語も大詰めを迎えて来ているようです。次巻は、江戸吉原で上様御側御用取次・朝比奈義稙との対決になるのか、楽しみです。
    2021.05.01読了

    ※シリーズの感想と読了日
    乱癒えず ー 新・吉原裏同心抄シリーズの3作目 2020.12.08読了
    https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4334790933#
    赤い雨 ― 新・吉原裏同心抄シリーズの2作目 2020.06.11読了
    https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4334779867#
    まよい道 ― 新・吉原裏同心抄シリーズの1作目 2019.12.06読了
    https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/433477914X#

  • 「慟哭必死のラストシーン」との説明文があり、ラストシーンから読んだ・・。確かに衝撃的だった。
    次作はまた「新章に突入」と帯にも書いていたが、京都の騒動はひと段落ということか?
    江戸と京都で展開が2分され、分かりづらかったが、解消されるかな。本シリーズも締めに入ってきたようだ。

  • 2021年3月光文社時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ4作目。通算28作目。慟哭必至のラスト!なんて書いてありましたが、確かに、今までで一番動いた回です。久しぶりに堪能しました。次巻が楽しみです。

  • 新・吉原裏同心抄の4作目。裏同心シリーズとしては28作目。相変わらずの京都と江戸の2元進行。この構成はイマイチ盛り上がりに欠ける。また、今回は京都では祇園絵が舞台になっているので、その説明が多い。そのためか、京都での展開は全く盛り上がりに欠けた。江戸ではよくわからない状況のまま右往左往しており、相も変わらず繋ぎの巻の印象。ラストが確かに衝撃かもしれないが、こう書かれると想像がついてしまう。本シリーズもそろそろ終結が近い。

  • 新・吉原裏同心抄最新作。京にて修行する幹次郎と麻は祇園会を無事に乗り切るために奮闘中。江戸では吉原へ延びる魔の手が。遣り手数人が行方知れずになっていることが判明し調査に乗り出す会所の面々だったがなかなか明らかにならない。驚異のラストという話だったので色々考えていた中の一つが当たってました。次からは新章とのこと。

  • 江戸の話と京都の話を交互によむのがまどろっこしくて 江戸の話だけ先に読もうと思ったら話が続かなくて諦めた。(TT) 京都の悪い奴らとの戦いと、吉原乗っ取りの悪巧み…澄乃さんでわ頼りなく早く幹次郎さんに帰ってきて欲しいね。

  • 新吉原裏同心また4冊で終わりみたい!祇園での幹次郎の活躍、強すぎませんか!吉原は手を出せない敵が、四郎兵衛が死んでしまうなんて!やはり2カ所に分けて描くのはいまいちと抜かしてしまっている!と思います!

  • 続編が出る秋まで待てるだろうか…こんな展開になるとは…

  • 最近の作品は読んだページ数に対して読書時間が気になるくらい読み難い。

  • 祇園と吉原の同時進行は、無理があったような。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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