- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334794309
作品紹介・あらすじ
あさのあつこの超人気時代シリーズ最新刊、待望の文庫化!
累計100万部を突破した人気時代小説「弥勒シリーズ」。
今からでも読み始めたい既刊9冊!
【内容紹介】
口入屋『佐賀屋』の主夫婦が惨殺された。死体は何かに驚いたまま死んだようだった。北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎は岡っ引きの伊佐治に命じて事件の謎を追わせる。すると、小間物問屋『遠野屋』主・清之介の周囲に繋がりが。浮かんでくる事実の裏にまたも意外な真相が――。
最後に待つ大どんでん返しの衝撃。
100万部を突破した人気シリーズ、驚愕の第十弾。
感想・レビュー・書評
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謎解きに優れた木暮同心と、木暮同心の謎解きの魅力に取り憑かれた配下の岡っ引と、同心を殺したいほど憎む元殺人マシーンの遠野屋の物語。今回も簡単に犯人が分かったと思ったのに、次々と明かされて行く秘密のピース。
人の心を持たないような木暮同心だが、今回は20年前に亡くなった母親の墓参りに絡んだ事件もあり
予想外の展開となった。木暮同心の言動に振り回されるが、その謎解きに毒のような魅力を感じる二人が可哀想。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズここまできたら最後まで読まないと!
今回も見事にパズルのピースがはまりましたね〜!
相変わらず小暮信次郎が冴え渡ってました♪( ´▽`)
あさのあつこ氏の言い回しのクドさも、もうどうでも良くなったし笑
次は信次郎が事件に巻き込まれるらしい…
楽しみ♪気長に待ちます(〃ω〃) -
凄惨な殺人現場、何かに驚いた死相を見せる二つの死体に始まる物語、一気に読み終え…
緻密な構成、驚きの連続でした♪
そしてシリーズものと知らず最新刊を手にしていた現実…汗
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徳重が高利貸しをして、榮三郎に罵詈雑言を浴びせているシーンが印象的でした。榮三郎の当時の心境は本当に腑が煮え繰り返る思いだったけど、その場は耐えて、後で巧妙なやり方で復讐しているのが本当に怖かった。人間は怒りが頂点に達した時、「何でも出来てしまう」のだなと改めて感じました。
百両箱のトリックや、慶達の立ち位置には驚かされました。読んでいて楽しかったです。
弥勒シリーズの中では、内容がかなり複雑でした。読者も本腰を入れて一気に読まないとついていけなくなります。 -
訳アリのスタッフが増えてゆく遠野屋。笑。
なんだかふわっとしたわかるようなわからんような事件だが、一応最後にはまとまる。
清さんと信ちゃんの会話についての親分のコメント「遊女屋の駆け引きみてえなやりとり」に笑った。 -
弥勒シリーズ第10弾
口入屋『佐賀屋』の主夫婦が惨殺された。死体は何かに驚いたまま死んだようだった。
男と女の関係はわからんものやねえ -
さすが木暮様、相変わらず人が悪い。
物語は巧妙に仕組まれており、伏線回収もばっちりでピタッと事件のピースがハマる様は、伊佐治や遠野屋さんでなくても、ぞくぞくする。
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2024.04. 聴了
amazon本の紹介
あさのあつこの超人気時代シリーズ最新刊、
待望の文庫化!
累計100万部を突破した人気時代小説「弥勒シリーズ」。
今からでも読み始めたい既刊9冊!
【内容紹介】
口入屋『佐賀屋』の主夫婦が惨殺された。死体は何かに驚いたまま死んだようだった。北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎は
岡っ引きの伊佐治に命じて事件の謎を追わせる。すると、小間物問屋『遠野屋』主・清之介の周囲に繋がりが。浮かんでくる事実の
裏にまたも意外な真相が――。最後に待つ大どんでん返しの衝撃。100万部を突破した人気シリーズ、驚愕の第十弾。 -
今回、とびぬけて面白いなと思いました。
遠野屋さんがどう関わってくるのかも楽しみのひとつになってしまって、親分と同じく、関わらない方がいいと思いつつも、どう巻き込まれていくのか、早く登場しないかなーと思いながら読んでしまいました。
集まった欠片がどのようにくっついてどのような結果になるのか、その過程が面白いです。一見、何にも関わりないような出来事が、最後にぴったりとはまってくるんですよねー。要らないエピソードなどないのだから、必ず繋がっては来るんですけど、想像しても全然分からないです。
今回は、遠野屋さんがどのように巻き込まれていくのか安心して読めました。いつもだったら、不穏な空気に遠野屋を巻き込まないでほしいと思うのに、今回の安心感はなんでしょう。本人自身の自覚もあるのと、商いが上手く回ってちょっとやそっとのことじゃ曲がらないような強さが出てきたからでしょうか。どんどん面白くなりそうです。 -
「花下に舞う」あさのあつこ・光文社
弥勒シリーズ10作目。今回は木暮信次郎の背景が描かれる。遠野屋・伊佐次の立ち位置が少し変わり、裏側や謎を面白がる自分達を諌めながら認めている。伊佐次の「ちょいと癖になりやす」という台詞が印象深い。