- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334911423
感想・レビュー・書評
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かなりすき
読後のモヤモヤあり
警察の捜査で話が進んでいく系だけど、同時に主要人物それぞれの視点があって面白い
登場人物たちもだんだんいい感じに狂ってくる
真相はかなり引っ張るけど、飽きずに読める
最後の数ページで妹について色々明かされていくのが面白い詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一人の男性が殺された。愛人、妻、母、誰もがみんな自分が一番悲しいと思っている。自分が一番悲しいと思うことで、ある意味女性たちはバランスを取っていたんだろうと思います。真相は後半、意外な形で明らかにされていきます。いつまでも「一番悲しい自分」から抜けだすこともできない女性陣を尻目に、儚げに見える女性が一番強かだった。面白くて一気読みでした。
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なんだかしっくりこない感じです。モヤモヤ感があります。
焦点もぼやけてるような… -
著者のまさきとしかさんは男性だと思ってた。
でも、やっぱり女性の心理描写が細かい。
女性じゃないとこんな女性たちは書けれない。
なんの情報もなく読み始めて…ミステリーのような、サスペンスのような、イヤミスのような。 -
ある大雨の夜に殺された冴えない中年男。
背中を滅多刺しにされ、かなりの怨恨かと思われていた事件。不倫相手の妄想女、残された妻子、男の家族の苦い思い出となった少女が亡くなる事故があったキャンプ。
タイトルのいちばん悲しいは、それぞれ登場人物の女性達の気持ちだと思う。
私だけが愛されていた、私だけがいちばん可哀想、そこそこのトップにいたら安心...。
女性達の心の奥底に渦巻くどろどろの悪意が、徐々に剥き出しになっていく怖さがあった。
ラストはもう少し突き詰めて欲しかった。 -
みんながみんな“いちばん悲しい”
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大雨の夜、路上で発見された刺殺体は、家族の他に別の名を語って付き合っていた愛人のいる男だった。
あっちょんへの思いを募らす妄想ちゃんと、夫が殺された被害者遺族の妻が主人公と思いながら読んでいましたが、途中から主人公自体が変わってしまった感じ。
なので、事件の真相は、前半にはまるで想像出来ないものでした。
これは刑事さんたちも大変。
タイトルは、事件に関係した女たちそれぞれの思い。
表紙は沙耶子ちゃんかな。
知人家族とのキャンプ中の子供の事故…山梨の事件を思い出しました。 -
おお?途中から主人公変わったな。
犯人が全く予想がつかないので、気になって一気に読んだが。なんだろ、これ、うまいのか?引き込まれた事は確かだが。多少強引さを感じるのは何故だ。 -
女性は被害妄想の塊だなと思った。
事件に関わった女性はみんな自分がいちばん悲しんでると思ってる。
登場人物がほぼ女性だからかもしれないけど。
マリナのその後が気になるところ。