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著者 :
  • 光文社
3.20
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本棚登録 : 577
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334914561

感想・レビュー・書評

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  • しっかりとイヤミス‼︎

    あやしい女たちばかりが6人。
    ここで、いっしょにというのは無理でしょう…というような古い家で住む。
    いわゆるシェアハウスである。
    この家もいわくつき物件。
    そして女たちの行く末は?
    騙されていたオーナーは?
    もう気になりすぎて、そしてこの内容に振り回されて、あぁやはりイヤミスなのだと。

  • 父親から相続した家、シェアハウスにして家賃収入で、不自由なく暮らすはずだったほのか。
    リフォームが終わり住民もやって来たはずなのに、それは事件の始まりだった。
    いろんな人が出てきて巻き込まれていく。
    そして・・・。
    誰がこの罠に落ちてもおかしくないと思った。
    シェアハウスやユーチューブやSNS最近の便利さの裏にある脆さや恐ろしさを感じた。
    呪いのシェアハウスになったさくら館。
    皆いなくなった。

  • #読了 #シェア #真梨幸子
    鹿島穂花は、相続した古い民家をリフォームしシェアハウスに。しかし不動産屋に騙され、借金を負うことになってしまった。さらに工事中に床下からとんでもないものを発見してしまう…
    作品中に漂う陰鬱な雰囲気。クセツヨな女達のドロドロ感。真梨幸子ワールドでした。

  • 真梨さんの作品は、いつも相関図を書きながら読みます。
    整理しながら読んでいたけど最後にそうきたとは...ゾクゾクもあったけどおもしろかったです。

  • 下品だったりグロかったり…
    結構陳腐だったり雑だったり…
    それでもなんだか読まさせられてしまう。

    昨今の社会問題の全部盛り。

  • 安定のイヤミスー笑
    きっと何か複雑に絡み合ってるんだろうなぁーと
    想像しながら読めましたー。
    めちゃめちゃおもしろいって感じではないけど、
    さらっとイヤミスに触れられる感じだったよー。

    シェアハウス「さくら館」。
    そのさくら館に住むアラフォーの女性たちが
    いろいろと複雑に絡み合う話。
    (どんな話だよー笑)

    キラキラネームがたくさんで、本当にいるのかな?
    と思いつつ、幼い頃は可愛いかもだけど、
    アラフォーだと、ちょっとキツイ…って思ってしまった。
    でも、キラキラネームだらけだったら、
    気にならないかなー!!
    愛子(らぶ)、幸(はっぴぃ)、楓(めーぷる)、騎士(ないと)…
    うぅーん…はっぴぃはスゴいけど、純恋(すみれ)は
    キラキラネームとは思わなかったなー。
    ないと、も全然あり!!

    あと、コロナ禍の話でもあって、今時だなぁーって
    思ったよ。
    マスクしたり、仕事がなくなったり…
    小説書くのも大変だなーって思ったよ( ゚ε゚;)

  • 読み始めたときは軽い話に思え、この作者にしてはあっさりしすぎてるな、と感じた。しかし中盤あたりからどんどん怖くなっていって、心が寒々としてきた。ホラーなのだ!やっぱり!

    一人の女性が始めたシェアハウス。わけありげな人々が集まり、それぞれの立場が展開される。シェアハウスに来た経緯、それぞれが語る「あの人の噂」。読む側は各人の言い分に振り回されて、しまいにはどれが真実かわからなくなる。真実を知るのは最後の最後だ。

    登場人物が多すぎて、伏線があったのか、いつ回収されたのかさえわからなくなる。時代もコロナの現在から昭和40年代までさかのぼり、登場人物の年齢もさまざまだ。とにかく複雑すぎる。著者の狙いは読者を混乱に陥らせることだ!

    暑い暑いこの夏、これを読むと多少寒くなるかもしれません。

  • 安定の気持ち悪さです。
    期待を裏切りません。
    この作者の作品はいつも一気読みしてしまいます。
    途中でやめるのが気持ち悪いので最後まで読んでしまうのですが、読んだ後が1番気持ち悪いです。
    私の「気持ち悪い」は褒め言葉です。

  • 安定のイヤミス。
    続きが気になりすぎてサクサク読めた。
    オーナーが複数人?入れ替わり?ちょっと無理矢理感があるけれど、面白かった!

  • 完全に好みの問題だけど、それぞれ住人に話を聞いたり、推測していくのは面白かった。
    ただ、穂花がシェアハウスするまでが長い。過去の怨念とやらも興醒めしてしまった。もっとシェアハウスしてるくだりを読みたかった。
    三佐雄がなんだか中途半端。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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