- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334914691
感想・レビュー・書評
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石神井公園の三宝寺池に浮かんだ死体から片倉刑事を中心に捜査が始まる。
身元が判明してからは、その足跡を辿るため大井川鐵道へと飛ぶ。
少しずつだが着実に真相に迫っていく。
しかし、半分ほどは大井川鐵道界隈の情景ではと感じるくらい旅感が強め。
この季節、旅をするなら絶景が見れるのかも…と思ったりもした。
人物像が薄く思えるのと宗教絡みだったのもちょっと無理矢理な感じもした。
片倉刑事の元妻がちょいちょい出てくるが、これもスピリチュアルのよう…というヒントと旅のお供で、あんまり好感が持てないのだが…。
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面白い作品でした。
他のも購入したので読んでみたくなりました。 -
2時間サスペンスを見てるみたいで、凄く面白かった!とても楽しめました。
本作が、片倉刑事のシリーズ作品であることを知らなかったので初めて読みましたが、これまでの作品も読んでみたいなと思います。
***ネタばれ***
赤塚の妻、百合子と、高村美知子が入れ替わっていた事に「そういうことかぁ!」と気持ちが高ぶってきて、その事に気がついた時の片倉刑事の描写が、リアルに感じで凄く面白かったです。 -
思いがけず最近お騒がせの新興宗教(統一教会とは関係ない)が舞台の中心となった作品。事件の動機としては俗物的なことで平凡だけど、トリックとしてはよく練れていると思う。プロローグの女性はとても神秘的だったけど、蓋を開けてみれば自己中心的でガクッときた。
平凡以下の上司だと部下は苦労するよな。
宗教って新興とかに限らず偉くなると派手な袈裟を着るようになったり高級車に乗ったりだし、過去を振り返っても権力者にすり寄ったりで1番俗物だと思う。
元奥さんとの関係も修復して片倉は良い老後が遅れそうで羨ましい。 -
シリーズ作品と知らず…
最初から読んでたくなりました。 -
着実に一歩一歩、犯人に近づく描写に思わず惹き込まれた。犯人の動機、人間関係、伏線回収等、上手く纏めていた。キンギョの抜かりと片倉の元妻の図々しさにイラッとした。まさか宗教絡みとは…。
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事件の端緒は蒼い湖に潜む。
死んだ男の写真に写り込む彼女は誰だ?
石神井公園の池に浮かんだ不可解な水死体。
肺から発見場所とは異なる水質の水が検出されたことから、刑事・片倉は事件を“他殺"と推理し、
被害者の男がSNSに残した写真を頼りに静岡県の大井川鐵道へ。
一方、父親を失った幼い娘は奇妙な言動で捜査を翻弄。
、事件の謎は思わぬ方向へと迷走をはじめ……。
本格警察小説の醍醐味が詰まった傑作! -
01月-11。3.0点。
片倉刑事シリーズ。石神井公園に、身元不明の男性遺体が。小学生の娘の通報で身元が判明するが。。。
2時間サスペンスのような感じ。読みやすい。 -
61個の作者には似合わない作品。電車の時刻表や替え玉みたいな小手先のトリックではなく、もっとダイナミックなミッドナイトのようなスケールの大きな作品が読みたいです。