5A73

著者 :
  • 光文社
2.78
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本棚登録 : 1725
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334914745

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ面白かった!!

    今流行りのモキュメンタリー(?)に近い感じがしましたが、みなさんの評価が低くて驚いています。

    たったひとつの幽霊文字。
    見る人が違えばこんなに多くの見え方があるのかと非常に興味深く、一瞬たりとも飽きがこないまま読み終えることができました。

    おそらく低評価の理由は犯人のところだとは思います。
    たしかに。一瞬え、とは思いますがまぁ私にとっては許容範囲内でしたし、最後まで読むとこの本を自分が手にしている意味なんかと繋がってとても面白いなと思いました。


  • 一見関係のない自殺者達。しかしそれぞれの体には「暃」という幽霊文字のタトゥシールが貼られていた。それぞれの自殺に何らかの裏があるのか?2人の刑事が捜査を進める過程と自殺者達の一人称が交互に語られていく先に見えてくるものは?読みも意味もなく起源もはっきりしないのにJISコードでは「5A73」として登録されている「暃」に意味を見出そうとするやり取りが面白く興味深い。幽霊文字らしく曖昧なままで終わるのかと思っていたけど一応落とし所に落ちたのには納得した。まあ煙に巻かれたままでも良かったけど。韮澤と作者が初めて出会ったのは遠海市とあるけど「遠海事件」関係ない?(韮澤いなかった記憶)別の既刊にあるのかな?

  • 漢字には、その「形」は存在するけど、「読み」が定義されていない漢字がある、ということをこの本を読んで初めて知りました。
    最後のオチの評価は賛否両論あるみたいですが、「暃」という漢字だけで一冊の物語を上手くまとめ上げていると思いました。

  • アシュラマン?ひがん?読み不明な幽霊文字のタトゥーシールを貼った自殺が多発!その真相は?
    めっちゃ気になる!何この文字?設定オモロって思い期待大で読み初めましたが、途中文字の意味や読みなど永遠に長くてダレる、、、最後真相のとこタラタラタラタラダレる、、、落ちがそれ?ってある意味ビビる、、、こらえてや!アメトークおすすめせんとって

  • 漢字や文字の成り立ちに興味のある人にはオススメの作品。
    自殺者たちの身体に共通の幽霊文字、そしてその自殺者たちが繋がっていく、この文字はなんだ?というミステリー的な設定は大好きです。
    …が、ちまちま読んでいて途切れ途切れだったのもあり、入り込めなかったからか、ラストはよく分からなかった。

  • 自分の身体に幽霊文字のタトゥーシールを貼って自殺をする謎の自殺が頻発する

    自殺願望がある人
    幽霊文字の意味を探る人
    捜査する警察

    まるで数珠繋ぎのように不思議につながっていく

    設定もおもしろいしワクワクしたけど、結末が、、どうなんでしょう。。

    あと文字の意味を考える会話が長すぎてところどころダレてしまった

  • 以前アメトーークで紹介された本。
    世の中に幽霊文字という読みも辞書にも載ってないものがあり、その形と文字コードだけが存在する。
    ある自殺者の躰の一部にこの文字が書かれたものが連続して発見された。
    この文字は何でどんな意味があるのか、彼らは本当に自殺か、彼らの共通点は何か、物語の中で誰が事実を知り、この後どうなるのか、謎が謎を呼びまさに迷い込んだ。
    ずっとモヤっとするが、自身はきっと現場にいたら巻き込まれるタイプだと思う。
    247冊目読了。

  • めちゃくちゃ面白かった!
    読んでいる途中で、結末がどうあっても問題ないと思ってしまった。それくらい、過程が面白い…

  • 最終章、始末については自分としてはそれなりに納得感があった。文体は好きな感じなのですいすい読み進められたが、期待度が高すぎたようで読んだページ数に対しては物足らなかった。刑事二人の設定や他の人のレビューにもあったがシリーズ物を思わせるキャラクタなど本作の中で消化しきれてないと感じる要素があり、なるほどね、ぐらいの感想となった。

  • 評価平均が2.7ってのはあまりにかわいそうですが、小数点以下つけれないので2にしちゃう人が多いからか。。とはいえ読む人は選ばれるし、登場人物のキャラでもってる感は否めず、読み不明の文字というところで惹きつけられたが、操作の過程も結末もメタ部分も合わなかったな。サーガっぽいなと思ったがやはりそうで、自分がミーハーで不勉強だっただけなのかもしれない。

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著者プロフィール

1979年生まれ。2007年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「Kappa‐One」に選ばれ、『リロ・グラ・シスタthe little glass sister』でデビュー。クールな文体で構成される独特の世界観と、本格マインド溢れる謎解きがミステリ通の熱い支持を受けている。

「2022年 『君待秋ラは透きとおる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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