- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334914745
感想・レビュー・書評
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一見関係のない自殺者達。しかしそれぞれの体には「暃」という幽霊文字のタトゥシールが貼られていた。それぞれの自殺に何らかの裏があるのか?2人の刑事が捜査を進める過程と自殺者達の一人称が交互に語られていく先に見えてくるものは?読みも意味もなく起源もはっきりしないのにJISコードでは「5A73」として登録されている「暃」に意味を見出そうとするやり取りが面白く興味深い。幽霊文字らしく曖昧なままで終わるのかと思っていたけど一応落とし所に落ちたのには納得した。まあ煙に巻かれたままでも良かったけど。韮澤と作者が初めて出会ったのは遠海市とあるけど「遠海事件」関係ない?(韮澤いなかった記憶)別の既刊にあるのかな?
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漢字には、その「形」は存在するけど、「読み」が定義されていない漢字がある、ということをこの本を読んで初めて知りました。
最後のオチの評価は賛否両論あるみたいですが、「暃」という漢字だけで一冊の物語を上手くまとめ上げていると思いました。 -
アシュラマン?ひがん?読み不明な幽霊文字のタトゥーシールを貼った自殺が多発!その真相は?
めっちゃ気になる!何この文字?設定オモロって思い期待大で読み初めましたが、途中文字の意味や読みなど永遠に長くてダレる、、、最後真相のとこタラタラタラタラダレる、、、落ちがそれ?ってある意味ビビる、、、こらえてや!アメトークおすすめせんとって -
以前アメトーークで紹介された本。
世の中に幽霊文字という読みも辞書にも載ってないものがあり、その形と文字コードだけが存在する。
ある自殺者の躰の一部にこの文字が書かれたものが連続して発見された。
この文字は何でどんな意味があるのか、彼らは本当に自殺か、彼らの共通点は何か、物語の中で誰が事実を知り、この後どうなるのか、謎が謎を呼びまさに迷い込んだ。
ずっとモヤっとするが、自身はきっと現場にいたら巻き込まれるタイプだと思う。
247冊目読了。
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めちゃくちゃ面白かった!
読んでいる途中で、結末がどうあっても問題ないと思ってしまった。それくらい、過程が面白い… -
最終章、始末については自分としてはそれなりに納得感があった。文体は好きな感じなのですいすい読み進められたが、期待度が高すぎたようで読んだページ数に対しては物足らなかった。刑事二人の設定や他の人のレビューにもあったがシリーズ物を思わせるキャラクタなど本作の中で消化しきれてないと感じる要素があり、なるほどね、ぐらいの感想となった。
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評価平均が2.7ってのはあまりにかわいそうですが、小数点以下つけれないので2にしちゃう人が多いからか。。とはいえ読む人は選ばれるし、登場人物のキャラでもってる感は否めず、読み不明の文字というところで惹きつけられたが、操作の過程も結末もメタ部分も合わなかったな。サーガっぽいなと思ったがやはりそうで、自分がミーハーで不勉強だっただけなのかもしれない。