ロジカ・ドラマチカ

著者 :
  • 光文社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334915261

感想・レビュー・書評

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  • 何気なく発せられた一言を深く考察していくお話。好き嫌いが分かれそうな作品ですが自分はかなり好きですこういうの。前半2作だけ読んで時間切れ図書館に返却しちゃったけど(⁠@⁠_⁠@⁠;⁠) この作品を「九マイルは遠すぎる」の日本語版ってほんタメ!で紹介していたので、九マイルの方も読んでみたくなりました。

    ずっと頭脳戦なので、疲れてるときはなかなか読み進まなかったです。読書しながら寝落ちには丁度よい作品かもしれませんね(笑)

    カバーのイラスト(主人公ヒロイン)が凄く可愛いいのでイラストレーターさん誰なのか知りたいですけど、知ってる方いたらコメントで教えてください。

  • 図書館で貸し出したけど、思っていたよりもかなり文法のお話が詰まっていて"謎解き"というより、国語の時間に思えてすぐにギブアップしました…。((何じゃそりゃ!))

    喫茶店で40代の男の先生が女子校生にフランス語を教えるというおしゃれな設定。
    ただフランス語がたまに使われたりして難しい…。
    そして、"誰かが'〇〇〇〇〇'と言っていたのが気になりました"っていうとこから謎解きみたいなことが始まるんだけど、しんどい…。

    誰かがそういうこと言っていたのを耳にしても私は別に気にならないけどな〜って思っちゃうから私にはハマらなかった。
    謎を解きたいと思う温度感に差がありすぎる(笑)
    そこまで追求する気がない私と、どんどん追求しようとする二人。

    1章目の途中までしか読めていないけど、先生目線で語られていて、教え子が紅茶飲み終わった後のその子の唇の様子をいちいち描写するところがキモかった。

  • 2か3で迷ったけど、2で。すっっごい疲れる読書だったし何度か寝落ちした!
    まずこれを読むきっかけがほんタメ!であかりんが「日本版九マイルは遠すぎる」と紹介していて、九マイルのほうがハマらなかった私からして、「日本版だったら面白いかも?」と思ったから。
    結果、むしろこっちのが小難しい言い回し(馬鹿を莫迦とかここを此処とかね。根本的にこういう表現する小説が苦手w)してたりとか、やれ「T1」だの「Tx」だのと数式っぽい用語を使ってたり説明的だったりして、とにかく読むの疲れた!ほぼ登場人物2人の会話だけで進むんだけど、私会話劇って好きじゃないのかもしれない。地の文ありきが好きなのかも。だからこういう小説は、昔の記憶かつ偏見かもだけど、セリフパートが長~~~~~い、キャラが個性的すぎる、西尾維新さんとか好きな人なら好きなのかも…って思った。
    というのも、この主人公ふたりがとにかく小難しい言い回しをしながらとある文章に対して細部までこねくり回して小難しい解説をし、とある文章が表した真相を暴き出すんだけど、この小難しいやり取りの中に唐突にギャグっぽいやり取りも挟むんだよね。そんで最終的には結婚した流れにもびっくりだしラノベ感強…って思ってしまった。

  • 論理的対局[ロジカ・ドラマチカ]。それは偶然耳にしたわずか1文・数十字をめぐる知の殴りあいだ。エリート警察署長vs.論理の魔女・紅露寺結子18歳の、伊達と酔狂の本格ロジック探偵バトル。彼女の指す一手ごとに暴かれる、悪魔宿るワンセンテンスの解釈とは。そして、彼女が最後に証明する、驚天動地の犯罪計画とは。さてこの勝負、詰むや詰まざるや? 探偵には、1字の誤算もありえない──C.Q.F.D.[セーキューエフデー]

  • 日常で耳にした気になるフレーズの意味を2人の人物が会話だけで推理する話し。こう言う安楽探偵もの、嫌いじゃないし気になって購入。

    ただ独特な癖のある文体にかなり苦戦。フレーズの意味が気になりなんとか読んだが、ちょっと苦手かな。

    初読みの作家さんなんだけど、他の本も同じ感じなのかな?他の本も読んでみたくなった。

  • 日常で耳にした文章を論理的に解読していく謎解きミステリー(?)
    言い回しが独特なので無理な人は全然無理かも。読者を選びそう。私は結構好き。
    恋愛を絡めたのはちょっとうーんって感じだったな。恋愛以外がおもしろかっただけにちょっと残念。

  • 今年読んできた小説の中では最もクセのある作品でした。

    警察組織のキャリア男性と言語能力が秀でた女子高生が、日常で耳にした他人の会話の一端を題材にし、それを口にした人の真意を、会話内容のみから互いにロジックを組み立て証明するというゲームに興じる話。

    言葉の意味や日本語の文法から論理を構築し合う過程がメインなので、教科書のような内容に辟易してしまう方もいるだろうなと感じる一方で、文法のルールに則って展開する丁々発止なやり取りに面白みを見出せる方もいると思います。

    読み手を選ぶ作品という印象が残りました。

  • 推理系のお話は好きなので、ある程度は楽しめましたが、私には難しかった…
    1ページ読むのに時間がかかってしまって、読むのが疲れた場面もありました。
    ある文章から論理的に推理をしていくという展開自体はとても好きなので、九マイルは遠すぎるも機会があれば読んでみようかなーと…

  • 難しすぎました…っ!
    数学を読んでるかとさえ思うくらいです。

    推理合戦、論理合戦。

  • 内容は面白いと思う。
    文体が自分とは合わなかった。
    自分の感性とは相性が悪かったみたい。
    あらすじ読んで期待しすぎてたのも良くなかったかも。

    主人公たちの設定や喋り方がなろう系っぽいきがしなくもない。

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著者プロフィール

東京大学卒。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。元警察官僚。2007年『天帝のはしたなき果実』でデビュー。以後続く「天帝シリーズ」は、高校生、大学生を中心に熱狂的なファンを獲得。他著作に『絶海ジェイル』『背徳のぐるりよざ』『その孤島の名は、虚』など。

「2022年 『老警』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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