- Amazon.co.jp ・本 (865ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334923570
感想・レビュー・書評
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読み進めるのが大変なことに。
「議論している場合?殺されちゃうよ??」と何度突っ込んだか分からないが、そんなつまらない読み方は寄せ付けない、圧巻の文章力。
とはいえ話の筋は非常に面白く、登場人物がわらわら出てくる割には混乱しなかった。
本当に次から次へと人が死んでいくので「おお?も、もしや『そして誰もいなくなった』状態……?」と読み進めるのがやめられなかった。
途中差し挟まれる小難しい議論が、この世界観にさらなる説得力を持たせたことは確か。
読後、ほとんど覚えてないけど!
その病気の歴史的事象をこういうふうに捉えたのか……と興味深かった。
駆が腹立たしいくらいにクールビューティーなのがいいですね!
ヒロインも知的で非常に好印象。
美形が多いので、読んでいて楽しかったです。はい。
それにしても、この作品を読んだ後だと、多少の小難しい文章がすらすら読めるようになっていたことに驚いたww
どんだけ短期間で鍛えられたのか……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感想は文庫版欄にて。
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このカケル君のすごいところは、なんか小難しいこと言ってわけ分からん、だけじゃなくて、みんながあーだこーだ言って何もしない間に5kmくらい泳いじゃったりする行動力ではないか。この口先だけじゃないというのが、理論派とは一線を画すわけですよ。
と言ってもこの中の人たちの皆さん言ってることが分からんし、殺人犯がいるかもしれないから隠れてようって時にはいきなり哲学議論を始めるし、ていうか話長くね?ってなるし。
更には英語はちょっと分かるとか言いながら小難しい話しおって、ちょっと話せますなんて言ったらダメだなって。
と言うわけだけど、一応最後まで読めばどういうカラクリかは分かったので、頑張って読んだかいがあったよ! -
哲学/思想論議に興味はあったけれど、自分の知識不足と議題のハマらなさでしんどかった。議題とトリックは関連してはいるけど不可分ではないところも気になった。まあ議論を理解しなくても本筋を楽しめるようにできてるのは良さでもあるんだろうけど。
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病床の友人から、新種の奇病「オイディプス症候群」に関する資料と報告書を共同研究者に渡すよう頼まれた語り部役、ナディア・モガール。紆余曲折を経て、大企業の経営者が所有する孤島に滞在することになったナディアだったが、その晩、滞在客の一人が墜死した。唯一の交通手段である船は難破し、孤島に閉じ込められることになった滞在客の面々を次々に襲う、不可解な謎と殺人者の魔の手。
どこか「ちぐはぐ」で歪な連続殺人。死体の装飾の意味。滞在客が隠している秘密。そして、所々で見え隠れする狂気のテロリスト、ニコライ・イリイチ・モルチャノフの影――。
連続殺人を惹き起こした、【真の犯人】は。哲学者・矢吹駆は、この事件を現象学的にどう読み解くのか。
推理小説なのでネタバレなしで感想を書きたいのですが、なかなか難しいです。ですが、矢吹駆が【真の犯人】を指摘した所が最も驚かされましたね。読んだ時は少し複雑な気持ちになりました。
推理小説として面白い上に、色々と考えさせられる哲学的・社会学的話題も含まれている『オイディプス症候群』。おすすめです。 -
感染症も殺意も他人に連鎖していき状況を悪化させていく。
それを完全に消滅させるためには当人を殺すか全滅するかしかない。 -
とにかく導入部が冗長で、読むのが苦痛だったことしか覚えていない。
多分、読んでる時の環境とか精神状態が、この本を受け付けなかった。
奇跡的にまだ本棚の中で眠ってるので、いつか再読したいな・・・ -
ゲイ
水中銃の打ち方