ソウルケイジ

著者 :
  • 光文社
3.68
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本棚登録 : 1158
感想 : 186
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925420

作品紹介・あらすじ

多摩川土手に乗り捨てられたワンボックス・カーから、血塗れの左手首が発見された!姫川玲子たち捜査一課殺人犯捜査係の刑事たちは、所轄と組んで捜査にあたる。しかし、手首の持ち主と思しき男の周辺を調べていくうちに、つぎつぎと意外な事実が浮かび上がって…。進境著しい俊英・誉田哲也が渾身の力をこめて描く、丹念に積み上げられた捜査小説にして、胸をうつ犯罪小説の白眉。

感想・レビュー・書評

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  • 再読
    誉田哲也さん読み直しキャンペーン
    今回は姫川玲子のライバル?日下が準主役のような位置づけ
    この頃から日下さんは苦々しくも温かく玲子を見守ってたんよねと感じられました
    『父性』が柱でもあるんだけど自分も父親として子供たちにいい影響を与えてるとは思えずなんか反省してしまったな

  • 4.5
    姫川班第2弾
    姫川以外のキャラにも慣れて段々と好きになってきました。
    特に日下と井岡、嫌われキャラの2人ですが、何気に姫川を支えている部分もあったりして、でも分かり合うとこまではいけないあたり、実際の人間関係もそういうとこあるよなぁと、
    姫川も日下も優秀で、あれだけ言い合っても、同じところにたどり着く、捜査はゲームじゃないけど、やはり負けてばかりもいられない、綺麗に割り切れない気持ちとか、うまく表現されてて誉田さんの言い回しはとても好きです。
    ドラマも見始めましたが、今のところ原作の方が好きですね、原作を知らないと、ドラマが説明不足すぎてドラマしか見てない人には伝わらない部分が多いんじゃないかと余計な心配をしてしまいます。これからどう展開するのかにもよりますが、、
    でも原作とドラマ同時進行ってのは私は初めてなので、楽しんでます。

  • 姫川シリーズ2作目。普通の姫川シリーズ。インビジブルのほうが好きかな。

  • ドラマとほとんど同じ内容で、最初に本を読んでいなくて残念だった。
    が、十分面白かった。

    殺人の表現がらストロベリーナイトより、控え目だった。2012.9.30

  • 魂のオリというタイトルの本作では、
    前作でなぜか姫川に毛嫌いされるエリート刑事との対比が描かれる。

    そうして裏で進行するもうひとつの物語。
    父性、ここにキワマレリという本作の優しさが、陰惨な事件を少しだけ明るくする。

    ドストレートな展開ではあるが、前回に加えて姫川と周りとの関係が少しずつ
    変化するあたり、実はここではもうひとつ、読者は応援目線というもうひとつの父性(?)を、自分の中に見出すだろう。

    異論はあろうがこの作品、誉田作品にしてはうまくシリーズになるのでは?との予感もあり。
    期待を込めて今後も読みつづけたい作品。

    個人的には思い込みが強く割に頑固な姫川を大好きとは言えないのだが、
    誉田作品を大きく評価したいのはその平易な文体と、ちょろっとかまされる表現のへたれ感。
    例えば姫川が考えごとをしていて部下のスルメを食べ始めたら止まらなくなるこの辺のくだり。


     ちょっと待て。そうまでして身代りは必要なものなのか?もし必要になったとしても、中林のちょっと真面目そうな社員が、いっとき成りすませばすむことではないのか?
     おかしい。何かもう一つ、ピースが足りない。
     それより何より、今はまずスルメが足りない。

  • お、Stingの歌と同じタイトルだ♪と手に取った本なのですが。。。

    久々に推理小説の王道を読みました。
    面白かった〜♪
    ネタバレになるのであまり書けませんが(書きたい(*≧m≦*)!)
    はらはらどきどきどうなるんだろう?
    と展開予測が面白く、あっと言う間に読んでしまった。。

    続きないかな。。ぐらい面白かった。。。。
    でも。。。はっきり言って、少しグロイ部分もあります。。。。ご覚悟を!
    ちょこっとだけ書くと、DNAを使ったトリック!
    こんな技(?)があるなんて!知りませんでした〜Σ(゚д゚lll)

    ちなみに。。。ソウルケイジと言う題名は話を読むと、
    やっぱりStingの歌と関係がありますね〜。。。と、私は思う。
    これまたネタバレになるので言えない!!!!(≧ヘ≦)
    言いたい!!!(≧ヘ≦)。。。ぜひぜひお読み下さい。。。

  • これもまた、姫川玲子警部補の魅力満載。

  • 誉田哲也・姫川シリーズの第2弾。
    『ジウ』とは全く世界観が違うんだけど、何故か切なさが残るんですよね〜。

  • オーソドックスな警察小説。軽い語り口で読みやすい。二次元でよくその筋の人が設定としてあったりするが、現実はこんなにもひどい。
    父性愛、傷の舐め合い、支え合い。残された2人が幸せになれますように。

  • 前回のグロさ皆無。父性がテーマなのかな。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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