哀哭者の爆弾

著者 :
  • 光文社
3.25
  • (1)
  • (3)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926267

作品紹介・あらすじ

衣・食・住より大事なものは携帯電話。ネットカフェを住処とし、携帯で探す日雇い仕事で糊口を凌ぐ若者たち…現代社会の病巣の一端を表わす「ワーキングプア」。将来どころか、目先の生活にも希望が持てない彼らは「愛国者」ならぬ「哀哭者」であった。そんな哀哭者たちを誘導し、破壊工作員に仕立て上げて国家転覆を狙う組織が出現した。右翼団体、暴力団に自衛隊まで絡んでの大胆なテロ騒動に対し、解散したはずの公安警察特殊部隊、通称「サクラ銃殺隊」の面々が秘密裏に招集された。メンバーの一員として左遷先の北海道警から警視庁に呼び戻された仁王頭勇斗。凶弾に倒れた僚友への想いを胸に、放つ銃弾が切り裂くは正か邪か。「狙撃手シリーズ」書下ろし最新刊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • #読書。携帯を片手に日雇いの仕事を求め、ネットカフェに巣食う若者たち。ワーキングプアと呼ばれる彼らを集め、洗脳し、破壊工作員に仕上げる。ストーリーとしてはありふれた感じであるものの、対峙する公安特殊部隊の話は面白く読めた。

  • 読了 2009年 9月 (借:大村市民図書館)

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鳴海章の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×